MFSは2026年8月31日、マンションAI査定サービス「CAPS」で集計した「マンションブランド 価格・賃料ランキング」を公開した。全国374ブランド・約4万棟を対象に、面積や間取りの条件を揃え、マンションブランド別の価格・賃料水準や上昇率を比較したもの。

2026年7月のマンション価格1位は「パークコート」の2億2,406万円

2026年7月時点の国内全体・75㎡換算における価格水準ランキングでは、「パークコート」が2億2,406万円で1位となった。2位は「ザ・パークハウス アーバンス」の1億8,727万円、3位は「レフィール」の1億8,331万円だった。

1位の「パークコート」は、2019年4月と比べて価格が100.1%上昇。約7年で約2倍になった。一方、直近1年の上昇率では「アムフラット」が19.3%で1位、「リムテラス」が17.4%で2位となり、価格水準の上位とは異なるブランドが並んだ。

5年の上昇率では、「クオリア」が76.8%、「パークコート」が70.9%で上位となった。

  • 2026年7月時点の国内全体・75㎡換算における価格水準ランキング

    2026年7月時点の国内全体・75㎡換算における価格水準ランキング

マンション価格は「高いブランド」と「値上がりしたブランド」で顔ぶれが異なる

今回のランキングでは、「価格水準」に加えて「上昇率(1年)」「上昇率(3年)」「上昇率(5年)」の4つの切り口から、マンションブランドを比較できる。

価格水準が高いブランドと、値上がり率が高いブランドは必ずしも一致しない。直近1年では「アムフラット」「リムテラス」のように価格水準ランキングの上位には登場しないブランドが上昇率で上位となった一方、5年では「クオリア」「パークコート」など高額ブランドが上位に入った。

各ブランドの価格・賃料は2019年4月からの推移をグラフで確認でき、上昇の勢いが続いているのか、鈍化しているのかも比較できる。

マンション価格の値上がり率はエリアによって大きな差

5年上昇率をエリア別にみると、東京23区では「パークコート」が81.7%で1位となった。近畿圏では「ブランズタワー」が62.4%で1位だった一方、中京圏では15.6%にとどまり、エリアによって上昇率に5倍前後の開きがあった。

このランキングは、国内全体だけでなく、東京23区・首都圏・近畿圏・中京圏の主要エリアのほか、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・愛知県・福岡県・北海道の都道府県別でも確認できる。

マンションの価格動向は、ブランドだけでなく、エリアによっても大きく異なることが分かる。

マンション賃料1位も「パークコート」の月57.8万円、価格ほどの値上がりはせず

賃料水準のランキングでは、「パークコート」が月57.8万円で1位となった。東京23区に限ると月61.7万円となった。

直近5年の上昇率では、「パークコート」の価格が70.9%上昇したのに対し、賃料は22.6%の上昇にとどまった。

売買価格と賃料の双方で集計対象となったブランドの中央値でも、価格は29.1%上昇した一方、賃料は13.2%の上昇となった。

価格の上昇に対して、賃料の上昇は下回る結果となっている。

25㎡換算のコンパクトマンションはブランド間の価格差が小さい

単身・DINKS向けの25㎡換算では、「ピアース」が5,800万円で価格水準1位となった。2位は「ブリリア」が5,689万円、3位は「サンウッド」が5,610万円だった。

25㎡換算は、1R〜1LDKかつ専有面積15〜40㎡の募集を25㎡に換算したもの。上位10ブランドはいずれも5,000万円台となり、75㎡換算と比べてブランド間の価格差が小さい結果となった。

なお、価格・賃料はCAPSのAIモデルに基づく推定値であり、不動産鑑定評価額ではなく、実際の取引価格や成約賃料を保証するものではない。