アスマークは2026年8月27日、「日本人の幸福度と消費スタイル・消費意識の関係を明らかにする」ためのアンケート調査結果を発表した。調査は2026年5月18日~5月19日、全国の20歳以上の男女1,000人を対象にWebアンケートで実施。
幸福度が高い層は60代、既婚、子あり、共働き、世帯年収800万円以上
「あなたは現在の生活について、全体としてどの程度幸せだと感じていますか」と尋ね、総合幸福度を分析したところ、平均点が高かったのは「60代」、「既婚」、「子あり」、「共働き」、「世帯年収800万円以上」の層だった。
また、個別に聴取して尺度化した幸福度についても、総合幸福度との強い関係性が見られた。幸福度が高いほど、総合幸福度の平均点も高くなる傾向が見られた。
個別の幸福度で最も高かったのは「家族とのコミュニケーション」
生活や意識に関する項目について、「あてはまる」または「ややあてはまる」と回答した割合を分析したところ、最も高かったのは「家族とのコミュニケーションがとれている」だった。次いで「日々の生活の中で、自分のための自由な時間(余暇)が確保できている」、「いまの居住地は居心地がよい」が続いた。
一方、あてはまる計の下位2項目は「現在、自分が自由に使えるお金や生活費は十分である」と「将来の生活設計や金銭面において、過度な不安はない」だった。下位2項目はいずれも金銭に関わる内容となった。
直近1年間で意識してお金をかけた項目は「旅行や遠出」が31.5%で最多
「お金の使い方や買い物のスタイルについて、直近1年間にどの程度あてはまりますか」と尋ねたところ、実際に意識してお金をかけた項目は「旅行や遠出」が31.5%で最多となった。次いで「価格の安さを最優先した格安商品・サービス」が30.7%、「自分へのご褒美」が26.9%で続いた。
普段は節約しつつも、非日常の体験や欲求を満たすことにはしっかりお金を使う「メリハリ消費」の実態がうかがえる結果となった。
購買意識を幸福度別に分析すると「実利・防衛」と「付加価値・体験」に分かれる
「お金の使い方や買い物のスタイル」について、購買重視度と購買意識の2軸でデータをプロットし、幸福度別に分析した。その結果、マップの左右にあたる第1主軸では「実利・防衛」と「付加価値・体験」に分かれ、上下にあたる第2主軸では「若年・楽しさ」と「シニア・維持・健康」という年代別のニーズの違いが見られた。
幸福度別にみると、高幸福度・高年収層は「時短効率」や「移動快適化」などの価値投資を重視する傾向が見られた。
若年単身層は「推し活」や「トレンド」などの自己表現や体験に資金を集中する傾向が見られた。
低幸福度・低年収層は「格安優先」に近く、価格に対するシビアな生活防衛傾向がうかがえた。
60代以上のシニア層や子ありのファミリー層は、「健康管理」や「旅行」を堅実に重視する傾向が見られた。
購買重視度と購買意識は平均値を挟んで二極化
「お金の使い方や買い物のスタイルについて、日々の生活のなかでどの程度重視していますか」と「直近1年間における自身の実態にどの程度あてはまりますか」の2つを分析したところ、平均値の交点を挟んで、購買重視度と購買意識がともに低い層と、ともに高い層の両端に分布が二極化した。
購買重視度と購買意識がともに高い象限には、「価格の安さを最優先した格安商品・サービス」、「旅行や遠出」、「自分へのご褒美」、「健康の維持や体調管理のため」、「将来のリスクやトラブルに備える」、「自分以外の人へのプレゼントやギフト」、「便利さや効率を追求した商品・サービス」が挙がった。




