先日、MIYASHITA PARKで取材をした際に目に入ってきたニューエラのビジュアル。「しまっていこうぜ。」というメッセージとともに、プロアスリートやダンサーだけでなく、ゲーマーや推し活を楽しむ人など、それぞれのライフスタイル中でヘッドウェアをかぶる姿が映し出されていました。
そんなメッセージが気になりつつも、ニューエラのキャップを見るたびにふと思い浮かぶのは、つばについたキラキラのシールの存在。剥がしてかぶる人もいれば、あえてそのままかぶる人もいて、「結局どっちが正解? 」と思ったことがあるのは私だけではないのでは……?
せっかくなら、ニューエラのことをよく知る人に聞いてみよう。ということで、ブランドの中の人に、あのシールのことをアレコレ聞いてみました。
キラキラシールは、サイズやモデルなどを識別するためのものだった
今回、筆者のモヤモヤに回答してくださったのは、ニューエラジャパン合同会社 マーケティング部 シニアディレクターの松本大(まつもと だい)さん。まずは、あのキラキラシールについて聞いてみました。
――キャップについているシールの名称と、その役割を教えてください。
ニューエラのキャップのバイザーに貼られているステッカーは、「バイザーステッカー」といい、サイズやモデルなどの商品情報を識別する役割があります。
バイザーステッカーが導入されたのは1990年代後半で、もともとはお客様がご自身に合ったサイズを店頭ですぐに見つけられるようにすることを目的としていました。ステッカーには、キャップのサイズやモデルのほか、“フィッテド”や“アジャスタブル”といった仕様も記載されています。
特にサイズ調整のない“フィッテドタイプ”の「59FIFTY(フィフティーナインフィフティー)」はサイズ展開が細かいため、バイザーステッカーによってサイズをひと目で識別できるようになっているのが特徴です。
現在ではこうした実用的な役割だけでなく、ニューエラのキャップであることを象徴するアイコニックな要素の一つにもなっています。
――バイザーステッカーは、剥がすべきか剥がさないべきか、どちらが正解でしょうか?
剥がしても、そのまま着用しても、どちらが正解ということはありません。お好みのスタイルでお楽しみいただければと思います。
――一般的に商品に付いているタグやシールは剥がすものですが、なぜニューエラのキャップでは、貼ったままにするカルチャーが生まれたのでしょうか?
バイザーステッカーは、もともとはサイズなどの商品情報を識別するために導入されたものです。以前のニューエラのキャップには、現在のように左側面のフラッグロゴがなく、外から見てニューエラのキャップであることが分かるブランド表示がほとんどありませんでした。そのため、バイザーステッカーを残して着用することが、ニューエラのキャップであることを示す、いわば“本物の証”のように捉えられるようになりました。
こうしたことも、ステッカーを付けたまま着用するスタイルが広がった背景の一つとされています。
――そうしたスタイルが広がっていった背景には、何かきっかけがあったのでしょうか?
音楽シーンを中心とした著名人やインフルエンサーが、バイザーステッカーを付けたままニューエラのキャップを着用してメディアなどに登場したことで、そのスタイルがより広く浸透したと考えています。
そうした背景もあり、本来は商品情報を伝えるためのものだったバイザーステッカーが、着用する人たちによってファッションやカルチャーの一部へと発展していき、現在ではニューエラを象徴する要素の一つとなりました。
――ステッカーを付けたまま着用するスタイルがある一方で、きれいな状態を保ちたいという人も多いと思います。自宅でお手入れする場合の方法や、洗う際に気をつけたほうがよいことがあれば教えてください。
手洗い可能な商品と、手洗い不可の商品がありますので、まずは商品のラベルをご確認ください。もし、手洗い不可の商品が汚れてしまった場合は、固く絞った濡れタオルでたたくように汚れを拭き取り、その後、きれいな濡れタオルを固く絞って数回拭きます。日陰の風通しの良い場所で湿気を飛ばした後、型崩れしないように保管してください。
また、日頃から汗や水分によるダメージを軽減するため、ヘッドライナーなどのキャップケア製品を使用することもおすすめしています。
――最後にもうひとつ。MIYASHITA PARKで見かけた「しまっていこうぜ。」という言葉も気になりました。ニューエラさんにとって、この言葉にはどんな意味が込められているのでしょうか?
ニューエラでは、「しまっていこうぜ。」というメッセージのもと、日本では初となるブランドキャンペーンを8月26日からスタートしました。本キャンペーンには、特定のスポーツやカルチャー、世代に限定せず、ゲーマーやゴルファー、ダンサー、ラッパー、推し活を楽しむ人、親子、会社員、高齢者など、異なるライフスタイルを持つ12組に出演いただいています。
多彩な人々を描くことで、ベースボールをルーツとするニューエラが、スポーツやカルチャーにとどまらず、日常のさまざまなシーンでかぶられていることを表現しています。帽子をかぶることで気持ちが切り替わり、今日を自分らしく始める。「しまっていこうぜ。」というキャッチコピーには、そんなスイッチが入る瞬間への想いを込めました。
「しまっていこうぜ。」は、ブランドムービーやSNS、そして、渋谷駅など駅構内や、全国のニューエラストアが出店する商業施設など、リアルな場所でも展開しているので、お近くを通った際には、ぜひご覧いただければと思います。
――ありがとうございました!




