第一三共ヘルスケアは2026年8月、「防災用品点検の日」に合わせ、災害時に備えた常備薬の見直しについて紹介した。
「防災用品点検の日」は年4回
毎年3月1日・6月1日・9月1日・12月1日は、日本記念日協会が認定する「防災用品点検の日」とされている。
懐中電灯や非常食などの防災グッズだけでなく、救急セットに入れている薬や衛生用品も大切な防災用品のひとつ。季節の変わり目にもあたる年4回のタイミングで、使用期限や中身をチェックするのもよいという。
家庭の薬箱を確認すると、期限が切れている薬や、必要な薬がないことに気づく場合もある。使用期限が切れた薬は、変質していたり、期待通りの効果が得られなかったりする恐れがあるため、定期的な点検が欠かせない。また、点検のタイミングは季節に応じた薬を見直す機会にもなる。例えば虫さされ薬は、夏から秋にかけて出番が増えるアイテム。残量や使用期限を確認しておくと、必要になった際にも慌てずに済むという。
災害時に起こりやすい不調、常備薬は「3日分」が目安
災害時には、家具が倒れた際にガラスが割れるなどして、思わぬケガをすることもある。また、避難生活による環境の変化や不安、ストレスから、発熱や胃腸の不調、肌荒れといった体調不良も起こりやすいと指摘されている。
こうした背景から、市販薬・処方薬ともに3日分の備えが目安とされている。「災害発生の3日間」にケガや病気が起きやすいとも言われているため、いざという時に慌てないよう、常備薬が十分にあるか確認しておきたい。
具体的には、総合かぜ薬、解熱鎮痛薬、胃腸薬といった内服薬に加え、ケガの応急処置用の消毒薬や皮膚治療薬、絆創膏、ガーゼなどの救急用品も併せて備えておくと安心だという。日頃から処方薬を服用している場合は、災害時の備えについて事前にかかりつけ医や薬剤師に相談しておくとよい。
なお、処方薬は一人ひとりの状態に合わせて処方されたもの。災害時であっても、家族との共用や他人への譲渡は避けてほしいとのことだ。
常備薬を「万全に備えている」人はわずか4.9%
常備薬の備えについて、「家族をつなぐ くすり箱プロジェクト」が2024年9月に20代~60代の男女5,279人を対象に実施したインターネット調査では、常備薬を「万全に備えている」と回答した人はわずか4.9%だった。
一方、常備薬を「見直していない」人は27.4%にのぼった。
さらに、体調不良の時に自宅に薬がなく困った経験がある人は41.1%にのぼり、常備薬の備えが十分ではない実態がうかがえる。
常備薬の見直しは、次の「点検日」をきっかけに
防災の備えというと大掛かりに考えて先延ばしにしてしまいがちだが、常備薬の見直しなら、自宅の救急箱を確認するところから始められる。家族それぞれに合った薬がきちんと揃っているか、使用期限が切れていないか、必要な薬や救急用品が不足していないかを、この機会に確認してほしいとのこと。
自然災害はいつ起こるか分からない。次の「防災用品点検の日」に合わせて、ご家庭の常備薬を見直すことも、いざという時の安心につながりそうだ。

