クレカリは8月5日、「クレジットカードの特典を目的とした利用実態」に関する調査の結果を発表した。調査は2026年6月19日、クレジットカードを日常的に使用していて、自身で家賃を支払っている20~50代の男女1,023人を対象にインターネットで行われた。
クレジットカードは「特典重視」で選ぶ人が約9割
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クレジットカードを選ぶ際、ポイント還元率や特定の特典(年会費無料、ステータスカードへの招待など)をどの程度重視しますか? / あなたが現在、支払いを集約させている(または今後させたい)クレジットカードは何ですか?
クレジットカードを選ぶ際、ポイント還元率や特定の特典(年会費無料、ステータスカードへの招待など)をどの程度重視しているか」と尋ねたところ、約9割が「非常に重視する(48.1%)」「ある程度重視する(43.7%)」と回答した。
多くのクレジットカード利用者が、ポイント還元などの特典を重視していることが明らかとなった。このことから、カード利用による具体的な経済的メリットへの関心が高いことがうかがえる。
特典への関心が高いことが示されたが、具体的にはどのカードが支持を集めているのか。
「あなたが現在、支払いを集約させている(または今後させたい)クレジットカードは何か(上位3つまで選択)」と尋ねたところ、「楽天カード(54.4%)」が最も多く、「三井住友カード(Olive含む)(19.0%)」「PayPayカード(15.4%)」と続いた。
「楽天カード」が過半数を占め、2位の「三井住友カード(Olive含む)」や3位の「PayPayカード」に大きく差をつける結果となった。上位3つのカードに共通しているのは、それぞれが複数のサービスで共通ポイントを利用できるポイント経済圏を展開している点。この結果から、支払いを1枚のカードに集約する際は、普段利用しているサービスやポイントに合わせてクレジットカードを選ぶ傾向があると考えられる。
では、利用者はどのような特典に最も魅力を感じているのだろうか。
「どのようなクレジットカードの特典を魅力的だと感じるか(上位3つまで選択)」と尋ねたところ、「ポイント還元率のアップ(75.6%)」が最も多く、「次年度以降の『年会費の永年無料化』(36.5%)」「一定利用額達成によるボーナスポイント(年間○○ポイント一括付与など)(30.3%)」と続いた。
「ポイント還元率の向上」が突出して高く、わかりやすい特典に魅力を感じていることが明らかとなった。また、「年会費の永年無料化」や「ボーナスポイント」など、継続利用や一定条件の達成によって得られる特典も支持を集めている。これらの結果から、利用者は日常的な還元に加え、継続利用によって得られる追加特典にも関心を持っていることがうかがえる。
特典を得るために、利用者は実際の支払い行動においてどのような工夫を取り入れているのか。
「特典を獲得するために、意識して特定のクレジットカードに支払いを集約させた経験はあるか」と尋ねたところ、「現在している(53.5%)」「過去に経験があるが、現在はしていない(14.9%)」「経験はないが、今後したい(14.6%)」「経験はなく、する予定もない(17.0%)」という結果になった。
全体の約7割が支払いを集約した経験を持ち、そのうち約半数が現在も継続していることから、特典獲得を目的とした意識的な決済行動が利用者の間で定着しつつあることが示唆される。
では、特典を得るためにどのような支出をカード決済に切り替えているのか。
「クレジットカードの特典獲得の条件(年間○○万円以上利用など)を達成するために、どのような工夫を行ったことがあるか」と尋ねたところ、「公共料金や通信費など、固定費をクレジットカード払いに変えた(52.1%)」が最も多く、「コンビニやスーパーなどでの少額の買い物をクレジットカード決済にした(39.7%)」「高額な家電やブランド品などを買うタイミングを工夫した(21.4%)」と続いた。
約半数が「固定費の支払い」をカード決済に切り替えていることから、毎月確実に発生するまとまった支出を活用して、効率的に利用額を積み上げようとする工夫が見受けられた。また、少額決済の積み重ねや高額商品の購入タイミングの調整など、多様なアプローチが取られていることが示された。
クレジットカードの修行達成のために「不要な無駄遣い」約3割が経験
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クレジットカードについて、これまでに「あと少しで目標金額(特典獲得の条件)に届かなかった」「特典獲得のために無理をして不要な買い物(無駄遣い)をしてしまった」という経験はありますか? / 日々の買い物や通常の固定費(光熱費・通信費など)の支払いだけで、クレジットカードの特典獲得の条件を達成することは難しいと感じますか?
「クレジットカードについて、これまでに『あと少しで目標金額(特典獲得の条件)に届かなかった』『特典獲得のために無理をして不要な買い物(無駄遣い)をしてしまった』という経験はあるか」と尋ねたところ、約3割が「よくある(9.5%)」「ややある(23.8%)」と回答した。
カード利用者の約3割が、特典獲得の条件である「目標金額に届かなかった」経験や、「不要な買い物(無駄遣い)」をしてしまった経験があると回答した。これは、条件達成を優先するあまり、本来不要な支出をしてしまうケースが一定数存在すると推測される。
不要な支出につながる背景には、特典獲得に必要な利用金額の高さが関係しているのだろうか。
「日々の買い物や通常の固定費(光熱費・通信費など)の支払いだけで、クレジットカードの特典獲得の条件(例:年間100万円利用など)を達成することは難しいと感じるか」と尋ねたところ、約7割が「とても感じる(32.2%)」「やや感じる(38.2%)」と回答した。
約7割のカード利用者が、通常の支出だけでは条件達成が困難だと感じていることから、特典を獲得するために、意識的に大きな買い物をしたり、他の支払いもカードに集約したりといった、何らかの工夫や特別な支出が求められる状況に陥っていると考えられる。

