アメリカン・エキスプレス・インターナショナルは7月1日、「プラチナ・カード」をリニューアルすると発表した。トラベル、ダイニング、エンターテインメントの3分野における特典を、年会費据え置きでさらに強化した。日本で初めてプラチナカードを発行した同社は、「プラチナ・カード」を登録商標としており、「プラチナ・カードのパイオニアとして、象徴的なフラッグシップのカードで市場を牽引していきたい」(須藤靖洋日本代表/社長)としている。
「パスポートのような存在」のプラチナ・カード
新プラチナ・カードの年会費は16万5,000円。旅行傷害保険が10月1日に自動付帯から利用付帯に、ゴルフ保険が9月30日で終了するなど、一部サービスが変更になっている。
アメリカン・エキスプレスのプラチナ・カードは、1993年10月に発行された、日本で最初のプラチナランクのカード。当時は日本でバブル経済が弾けた頃で、決して好景気ではなかったが、「プレミアムなサービスのニーズは顕在化しており、まずは招待制でローンチした」と須藤社長は説明する。
当時は世界220のホテルの優待、海外でのサポートのホットライン、コンシェルジュサービスなどを提供していたが、時代の移り変わりとともに変化するユーザーのニーズに寄り添いながら進化してきたという。
世界共通のデザインを採用したプラチナ・カードは、「どこへ行っても、世界中で同じようなプレミアムなサービスを受けられるパスポートのような存在」と須藤社長はその特徴をアピールする。
今回重視したのは、トラベル・ダイニング・エンターテインメントという3分野。須藤社長は、前回のプラチナ・カードリニューアル以降、顧客の声や実際の利用動向を分析した結果、特にこの3分野へのニーズが高いと判断。今回のリニューアルでは集中的に強化をした。さらに、既存の特典と組み合わせることで、効率よくサービスが進化できることが分かったため、3分野に注力した。
トラベル分野では、「プレミアム フリー・ステイ・ギフト」が強化され、カード継続時に国内の対象プレミアムホテルに1泊2名で無料宿泊できる特典に加え、年間500万円(税込)以上のカード利用で、さらに2泊目の無料宿泊(1泊5万円相当)がプレゼントされる。
「エアライン・クレジット」では、入会時や2年目以降に年間500万円以上のカード利用で、アメリカン・エキスプレス・トラベルオンラインで30万円以上の海外航空券の購入時に使える10万円分のクレジットが進呈される。
ホテルグループの上級会員資格を得られるホテルメンバーシップでは、ヒルトンやMarriott Bonvoy、プリンスホテルなどに加え、新たに「オークラ ニッコー ホテルズ」と「オール アコー」のステータスも追加された。
羽田空港に設置された国内初のセンチュリオン・ラウンジや、全世界約1,800カ所のラグジュアリーホテルで16時までのレイトチェックアウト、2人分の朝食無料といった特典も用意されている。
ダイニングでは、「グローバル・ダイニング・キャッシュバック」において、国内外の対象レストラン2,000店舗以上で、利用金額の50%(最大4万円まで)のキャッシュバックを提供。予約困難店の席を優先的に案内する「KIWAMI Dining」も提供する。
エンターテインメントでは、USJの貸し切りイベントなど会員限定のイベントを企画。8月にはプラチナ・カード会員限定の貸し切りイベントも準備されており、プラチナ・カードならではのサービスを提供していくという。
「アメリカン・エキスプレスの象徴的なフラッグシップのカード」と須藤社長。アメリカン・エキスプレスではメンバーシップを重要視しており、「カード会員になり、その会員であり続けることに価値を感じてもらえるように常に考えている」と須藤社長は強調する。
プラチナ・カードならではの体験を提供し、「リニューアルによってこれまで以上に価値を体感してもらえるように進化した」としている。
年会費は据え置きだが、サービス内容は一部「棚卸し」(須藤社長)されており、旅行傷害保険は海外旅行の自動付帯が利用付帯になったほか、トラベルクレジットの継続特典、2 for 1 ダイニング by 招待日和、ラグジュアリー・ショッピング、ゴルフ保険は終了する。





