フジテレビは、情報漏洩事案やセクシャルハラスメントをめぐり、今年5月に社員2人を懲戒処分としたことを明らかにした。フジ・メディア・ホールディングス(FMH)とフジテレビが4日に公表した「フジ・メディア・ホールディングス フジテレビの再生・改革の取り組みについて」で報告した。

  • フジテレビ本社=東京・台場

    フジテレビ本社=東京・台場

秘密度ラベル研修の受講率はほぼ100%

情報セキュリティをめぐっては、機密情報の取り扱いを示す「秘密度ラベル」に関する研修を4月から実施。役職員の受講率がほぼ100%に達したという。

私用端末の業務利用に関する社員説明会も開催。前年5月には、社内の機密情報やプライバシー情報の漏洩を防止するため、人事規定を改定していた。

今年1月には、全社員とスタッフを対象とする情報セキュリティ研修を行うなど、不正や情報漏洩を防ぐ施策を進めている。

ハラスメント研修や相談窓口の周知を強化

ハラスメント防止に向けては、イベント事業局の社員とスタッフを対象とした独自研修を5月に実施。6月には、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の全社研修を行い、役職員の99%が受講した。

FMHの人権方針と相談窓口についても役職員へのフォローアップを実施。フジテレビでは臨時の追加周知を行い、回答率は100%に達した。回答者全員が、人権方針の内容や相談窓口の機能について「理解した」と回答したとしている。

アナウンサーにアンケートと個別面談

現場との対話も進めている。4月には、一連の事案から1年となる機会に、アナウンサーを対象として職場環境などに関するアンケートと個別面談を実施した。

報道局では、局長が中堅社員やスタッフ約80人と個別面談。6月には若手・中堅の社員、スタッフを対象に「安心安全の取材心得について研修会」を実施した。