いすゞ自動車は7月29日、大型トラック「ギガ トラクタ」に車両運搬用ショートキャブ車型を追加して発売した。
BEV・SUVの普及に伴う車両輸送ニーズに対応
近年、BEV(電気自動車)やSUVの普及に伴い、重量や車体サイズの大きい車両の輸送需要が高まっている。特にBEVは、駆動用バッテリーの搭載により、同クラスの内燃機関車と比べて車両重量が増加する傾向があり、車両輸送の現場では、積載性の確保や輸送効率の維持・向上が課題となっている。
追加となる車両運搬用ショートキャブ車型は、こうしたニーズに対応するトレーラとの組み合わせを見据えて開発。ショートキャブの採用により、トレーラ積載時に必要な前廻りクリアランスを確保するとともに、第5輪荷重(トラクタとトレーラの連結部の最大許容荷重)を引き上げることで車両運搬車としての積載性を高め、輸送効率の向上に貢献する。
さらに、8L 6気筒エンジン「GH8」と12段電子制御式オートマチックトランスミッション「ESCOT-VII」(エスコット・セブン)の組み合わせにより、車両運搬用途に求められる動力性能と扱いやすさを実現している。
車両運搬用ショートキャブ車型の主な特長は以下の通り。
BEV・SUVの輸送に対応するショートキャブの採用
ベッド部を短縮したショートキャブの採用により、トレーラの荷台長の延長が可能となった。さらに第5輪荷重を引き上げ、より大きな積載量を確保。これにより、重量が増加傾向にあるBEVや大型化傾向にあるSUVについても、従来と同等の6台積載を目安とした輸送が可能になる。
軽量・コンパクトなGH8エンジン+ ESCOT-Ⅶを搭載
軽量・コンパクトな8L 6気筒エンジン「GH8」を搭載。最高出力263kW(357PS)、最大トルク1,428Nmを発揮し、1,200〜1,600rpmではフラットなトルク特性を実現した。ESCOT-Ⅶとの組み合わせにより、車両運搬用途に適した動力性能と扱いやすさを備えている。


