GANG PARADEが語る「Plastic 2 Mercy」、HISASHI、MEG、草野華余子、GANG BOYZと燃やし尽くす青と赤の炎

GANG PARADEが10年の活動を締めくくるラスト&ベストアルバム『GANG FINALE』をリリースした。その中でも、WACKの始まりであり、グループの絶対的アンセムとして歌い継がれてきた「Plastic 2 Mercy」のラストバージョンとなる「Plastic 2 Mercy(GANG FINALE ver.)」は大きな意味を持っている。本楽曲に携わっているのが、HISASHI(GLAY)、MEG、草野華余子、そしてライブを支えてきたGANG BOYZという、音楽シーンの最前線を走る豪華布陣だ。「打ち込みの原曲」から「剥き出しのバンドサウンド」へ。解散という終わりに向かいながらも、なぜこれほどまでに圧倒的でポジティブなアップデートが可能だったのか。メンバー5人とクリエイター陣が一堂に会し、その舞台裏と、ギャンパレの音楽が未来へと紡ぐ誇りを語り尽くした熱量溢れるインタビューをお届けする。

ー『GANG FINALE』に収録された「Plastic 2 Mercy(GANG FINALE ver.)」についてうかがっていきたいと思います。ものすごい座組みになりましたね。

ヤママチミキ(以下、ミキ):GANG PARADEの全身であるプラニメの時代からずっと歌い継いできた「Plastic 2 Mercy」を最後にかっこよくバージョンアップしてリリースしよう、というお話をスタッフさんからいただいて、そこからこういう形を組んでいただきました。

ーアレンジを手掛けられたMEGさんは、今回のオファーがあったときにどう思われましたか?

MEG:それはもう嬉しかったです。やっぱり「Plastic 2 Mercy」はギャンパレの代表曲だと思うし、それを改めてリアレンジするというのは名誉のあることだなと思って、ふたつ返事でOKしました。

MEG

ー代表曲をリアレンジするのは難しいことでもあると思うのですが、どのように進めていったのでしょう。

MEG:まず最初にメンバーさんと草野さんとGANG BOYZのバンマスの奈良(悠樹)くんと僕とでスタートアップミーティングをやったんですよ。そこでこういう方向にしようという話があって、それを元に進めていきました。

ー方向性はどんなものだったのでしょうか?

MEG:僕の主観も混じっちゃうんですけど、個人的にはこういう新録とかって、やっぱりオリジナルのほうがいいよねって意見も結構多くあったりするじゃないですか。それは回避しないとなって思ったんです。オリジナルはオリジナルでいいけど、新録もめちゃくちゃかっこいい、むしろこっちのほうがかっこいいじゃん、というふうになってほしかったというのはありました。オリジナルは完全打ち込みの曲だったと思うんですけど、今回はGANG BOYZがバンドで参加して、HISASHIさんにはギターソロを弾いていただくというのもあったので、原曲の打ち込み感とバンドのライブ感をどう融合させるかを一番に考えつつ、それぞれの存在がちゃんと立っていて、リスナーのかたにも最高だよねって言ってもらえて、全員がハッピーになるといいなという思いでやりました。

キャン・GP・マイカ(以下、マイカ):最初のミーティングのときにメンバーにも意見を聞いてくださったんです。いつもイントロで遊び人(※ファンネーム)から歓声が上がるので、やっぱりそこは大事だから残したいです、という話をしたりしました。

ー草野さんはミーティングに参加されていかがでしたか?

草野華余子

草野華余子(以下、草野):私はもともとGANG PARADEの前身のグループのときから「P2M」が好きな曲で……というかBiSの時代から追いかけて見ていて、WACKのサウンドのいちファンでもあったので、関わらせていただくことが嬉しかったんですね。それで、最初にみんなで会議したときに、ハーフテンポになるところは作りたいなとか、リフのフレーズは残したいけどギターが壁に聞こえるぐらいLRでガツッと入れたいなとか、私はボーカルディレクションで呼ばれたのにめちゃくちゃ意見してしまったんですよ(笑)。MEGさん、その節はすみません。

MEG:いえいえ!

草野:私の言葉で物事がドーンって決まるのはやめて!って思いつつも色々言いました(笑)。ギャンパレのライブ制作のかたやライブを見てきた人、演奏してきた人たちが全員でここは残そうとかの取捨選択を話し合いました。MEGさんはその段階で「見えた」と言っていたんですよね。それで、ディレクションに入る前にできたオケを聴かせていただいて、やっぱここはこうなるよな~と思ったり(笑)。たしか、マイカちゃんが結構困ってたんですよね。振りを作らなきゃいけないから。

マイカ:やっぱりアンセムとして10年以上やり続けた曲で、最後の数ヶ月だけ変わるというのは結構なプレッシャーでした。ただ、楽曲がかっこよくなるのは目に見えていたので、振りでクオリティを落とさないようにしなきゃっていうのはありました。振りもいいところを残しつつバージョンアップさせたかったので、それこそ、どこを残してどこを変えるというのはメンバーにもめっちゃ相談しました。

ー曲に思い入れのある人が多いだけに、考えるところもかなりたくさんあったのだろうと想像します。今回ギターを弾かれたHISASHIさんは、まず率直にこの楽曲どういうふうに思われていたのでしょうか。

HISASHI

HISASHI:私も思い入れの強いひとりです(笑)。すしおさんの描かれた『P.O.P』のジャケットを見て、これはもう確信できるくらいにいい作品だなと思って、いまどき珍しいジャケ買いをしまして。聴いてみたら、すごいかっこいいな、いまこんなことになってるんだと思ったんですよね。BiSはもちろん聴いてましたけど、ここから新たなムーブメントが生まれる予感がしました。時代が動く瞬間を感じていたひとりなので、今回の話は嬉しく思いました。だから、みんなの言ってる言葉もとてもよくわかるんです(笑)。最初からギターを入れるとか、絶対ありえないなと思ってました。みんなが理解して制作しているのをすごく感じたし、だから僕も弾きどころはすごく悩んだんですけど、いちファンとしてこういった参加の仕方ができて嬉しいなと。

ー「過度に主張するのではなく、楽曲の魅力を損なわないことを強く意識しました」とコメントされてましたね。

HISASHI:やっぱりエモーショナルであってほしいなと思ったので、最後のリフレインのところで自分のフレーズが鳴っているのを聴いて、グッと感動するというか。やっぱりこのくらいのバランスでよかったなと自分では思ってます。

ーGANG BOYZ のメンバーである、JUONさんと山本さんは演奏をレコーディングする際に心掛けたことはどんなことでしょうか。

JUON

JUON:まず、MEGさんのアレンジがめちゃくちゃよくて。僕がスタジオに行ったときはもうドラムとキーボードが録り終わったあとくらいで、音を作ってたんですけど、ドラムの音がバーンって聞こえたときに「これはやべぇ」と(笑)。今日のレコーディングはやばいことになるなとすぐにわかりました。なかなか聴きたくても聴けない、作りたくても作れない音になっていたので、スタジオ入りからぶち上がりました。

山本淳也

山本:この曲は、ライブでやる段階から原曲を踏襲しつつ自分なりにアレンジを入れてやっていたんですけど、今回のMEGさんのデモを聴かせてもらったときに、その時点で死ぬほどかっこよかったんですよ。でも、せっかく生で録るのであればそれをさらに越えたいという思いもありました。いざレコーディングしてみると、MEGさんはドラマーの目線で自由にやらせてくれたところもあるし、ここはもうちょっと固めようとか、いろいろやり取りさせていただいて。僕らはHISASHIさんのギターがどこに入るのかがまだわからない段階だったので、きっとここに入ってきていただくんだろうなとか思いつつ(笑)、せっかく一緒にやらせていただけるので、こちらも全力で演奏させていただきました。

JUON:僕らもライブの現場で遊び人のみんなとこの曲がどういう立ち位置にあって、どういう空気感になっているかを感じさせてもらっていたので、GANG BOYZとして、そのエモーショナルな景色が見えているものと同士として音を入れるというのは意識しました。

ーそうして完成したトラックを受け取ったメンバーみなさんの感想を教えてください。

ココ・パーティン・ココ(以下、ココ):ちょっと笑っちゃうくらいすごすぎて。

ユイ・ガ・ドクソン(以下、ドクソン):圧倒された。

ココ:WACKができて、最初にできた楽曲が「P2M」なんですね。BiSHよりも先にできた曲なんです。WACK第一章が終わるというこのタイミングで私たちも解散が控えているなか、大事にしてきた「P2M」を最後の最後にこんな素敵なメンバーのみなさんに作っていただけて、いままでやってきてよかったなと本当に思います。

ミキ:もう数え切れないぐらい歌ってきた曲を、このラストイヤーの最後の曲として出せるのはすごく嬉しいし、バージョンアップしてお客さんに届けられるのも嬉しいです。私たち、GANG BOYZのみなさんのレコーディングを見学させてもらったんですけど、初めて生で楽器を録っているのを見られて、すごくいい経験をさせてもらえました。

ヤママチミキ

ー歌い直しをする際、もう歌い慣れているがゆえに、初めて録ったときのフレッシュなテイクと対峙しなきゃいけないということもあったと思うんです。さきほどMEGさんが言ったような、結局はオリジナルのほうがいい、となる可能性もないわけではないと思うのですが、歌録りの際に気をつけた部分はありますか?

ミキ:いや、そこは……ありがたかったです(笑)。

マイカ:ずっと録り直したかったので。

JUON:えー! 面白すぎるな(笑)。やっと願いが叶ったくらいの?

マイカ:そうです。入ってすぐの、もう10年くらい前の音源なので。

キャン・GP・マイカ

ドクソン:自分の歌声のフレッシュなよさはわからないです(笑)。

ココ:「P2M」って、体制が変わるたびに何バージョンも出してるんですけど、昔から新メンバーの子を録るだけで、ほかのメンバーは録り直してこなかったんです。

ミキ:少し歌詞が変わった部分もあるのでそこは録り直したりはするんですけど、私と(ユメノ)ユアの音源は12年前のものだったから幼すぎて(笑)。だから、ありがとうございます!っていう。

ーむしろ気になっていたんですね。

ココ:めっちゃ(笑)。いまみたいにオケ100%の生歌ではなく、かぶせで歌っていた期間が長かったので、元の声と自分の声を合わせるのが難しかったりもしたんです。だから本当にありがとうございます、という。

ココ・パーティン・ココ

ドクソン:これは一番歌ってきた曲ではあるんですけど、不思議と自分の癖が出ない曲なのかなと思っていて。ボーカルディレクションを草野さんにしていただいたのでその新鮮さもありましたし、RECしている時点でアップデートできている実感があって、ノリノリで歌えました。

ー草野さんがディレクションで心がけたことはどんなことでしょうか。

草野:Disc1の『LEAD BEST』に入っている「P2M」は、GANG FINALEバージョンの前に録っていて。だから今回、1カ月ぐらいでメンバー全員で歌う「P2M」を2回ディレクションしました。1回目は元々の打ち込みのオケに対してどう歌うかっていうところで、10年間でついてしまった癖というか、手癖で歌っちゃう埃を取って、オケに対して綺麗に歌うということを心がけて録りました。それまでに3曲プロデュースさせてもらって、出会ってからはライブも近くで見させてもらって、メンバーの良さや悪さ、ここがこうだというのがわかってきたので。やっぱりライブ中に沁みついたものがあって、メンバーによっては不必要なビブラートを抜いてもらったり、逆に今までにないコブシを入れてもらったりもしました。

ーGANG FINALEバージョンはまた違うディレクションをされたのでしょうか?

草野:GANG FINALEバージョンは楽器がエディットされる前の状態でレコーディングに入ったんです。なので、いい意味で人の揺れがある状態だったんです。近年はエディットせずに歌い入れの段階に進むのはなかなかないことだし、彼女たちは打ち込みのサウンドに慣れていたので、スネアをとにかく聴けっていうのをかなり言いました。メンバーのみんなも覚えてると思うけど、同じ曲でもディレクションの内容が100%違ったという。同じ歌詞だけど、音に対する瞬発力で声を出せっていうので、ヤママチとかはバンドバージョンのほうがよかったりしますね。私もオケを聴いて瞬発的なディレクションをしたので、変なフィルターは一枚も通さなかったです。

ドクソン:私は両方のバージョンにハモを入れたんですけど、それぞれ全然違いました。それぞれのよさがありつつ、こんなに違うんだって感動してました。

ユイ・ガ・ドクソン

草野:オン・グリッドで歌うなということを伝えたり、クリックを消すとか、いろんなことをしながらやってましたね。例え話で言ってたんですけど、『LEAD BEST』のほうはフツフツとした青い炎で歌おうと。で、GANG FINALEバージョンは赤く真っ赤に燃えていて、もう最後のパーティーだから全部燃え尽きてなくなるぐらいの熱量で歌ってくれ、というのはメンバーに話しました。結局、音楽なので、トップラインも大事なんですけど、サウンドがどうなっているかというところに合わせたかったんですよね。本当はもっとギャンパレと一緒にいろんな曲作っていきたかったけど、この2年ぐらいディレクションさせてもらったなかで感じたことを最後の最後に突き詰めて出せたかなというレコーディングになりました。

ーノンさんは今回の「Plastic 2 Mercy(GANG FINALE ver.)」を歌ってみていかがでしたか?

キャ・ノン(以下、ノン):自分はギャンパレになる前からギャンパレを見ていて、この「P2M」という曲も自分がファン目線でライブで見ていた楽曲だったんです。自分たちも愛してきたし、ファンの人にも愛してもらったし、こうやって一緒にお仕事してくださるかたがたもこの曲を愛してくれたからこそ、今回新しく作ってもらえたと思っています。ギャンパレに加入した最初の頃、当時100何曲くらいあったんですけど、それを一気にレコーディングしたんですね。

山本 それはやばい(笑)。

草野 一気に100曲レコーディングして、一気に100曲振り入れするの?

ノン:そうです。

キャ・ノン

ーすさまじい。途中から加入するというのはそういうことなんですね。

ノン:新メンバーは自分のパートを一気に全部覚えて、バーってレコーディングをやるんです。まだ自分も入りたてで、覚えたての状態のときに録ったものだったから、最後にこうやって録っていただけたのは本当に嬉しかったです。

草野:だからか。よくメンバーに「これなんでこういうディレクションになってるの?」「なんでここだけこういう声色で歌ったん?」って聞いてたんですよ。「いや、覚えてないっす」みたいな(笑)。

ココ:草野さんが、松隈(ケンタ/サウンドプロデューサー)さん時代にディレクションしてもらったことをもし覚えてたら教えてほしいと言ってくださったんです。覚えてないこともめっちゃあるんですけど(笑)、でも、松隈さんが「P2M」はこういう感じで歌ってほしいと言っていたポイントはお伝えさせてもらいました。松隈さんも楽器の音をすごく意識しながらディレクションされるかたで、草野さんも楽器の音とかっこよく合うようにめちゃめちゃ考えてくださったので、それがちょっと懐かしい気持ちもありました。

草野:ココは「松隈さんにも同じことを言われました」って言ってましたね。私も松隈さんの曲を血肉になるくらい聴いてきたので、メンバーから聞いて、意見が合致するところは全部流し込みつつ、でも全部が同じだといけないので、私が思うGANG PARADEも流し込みつつ、という作業でした。

ー草野さんのディレクションによる歌録りを経て、ミックスされたMEGさんとしては仕上がり的にいかがでしょうか。

MEG:最高でした。

ドクソン:ありがとうございます(一同拍手)。

MEG:レコーディング前のアレンジをしていたときは、もともとあったオリジナルの歌に乗せながら作業していたんですよね。なので、デモの段階では新しいオケに対して昔のボーカルが乗っているという状態で、それに聴き慣れていたんですよ。で、その新しいそのボーカルが届いたら、マジでめっちゃよくなったと思いました。スタートアップミーティングでも、草野さんが今回は歌に対してこだわりたいから時間をかけて録ると言っていた記憶があって。

草野:そうですね。いままでよりもひとりひとりの時間長く取っていただきました。

MEG:それもあってなのか、歌がめちゃめちゃいいじゃんと思って、とても楽しく作業させていただきました。

ー同じ答えになるかもしれませんが、JUONさんはいかがでしたか?

JUON:最高でした! わかりやすく聞いてくれてありがとうございます(笑)。今回、めちゃくちゃ弾いてよかったんですよ。それをまとめ切れちゃうのがMEGさんですよね。ギャンパレのみんながレコーディングに来てくれて、弾いたら「最高!」とか言ってるのがブースから聞こえるんですよ。

ドクソン:大盛り上がりでした。

JUON:ただただいい気分になって、もっとやってやろうと思って取り乱してバーッと弾くんですけど、そういうのはちゃんとカットされたりして(笑)。なにをしてもちゃんとまとめてくれるという信頼感あったので、自分たちのものをすべて出すだけでよかったというのはありました。

ー山本さんにも仕上がりについてお伺いしていいでしょうか。

山本:これはですね、もう、最高!(一同拍手)。最高という言葉しか付けられないです(笑)。録っている段階でかっこよくなるなのはわかってたんですけど、完成したものを聴いて、ライブでやったことやレコーディングのときのことを思い出しましたし、そのときには聴けなかったHISASHIさんのギターを聴いて、震えました。

JUON:最後とか最高だよね。

山本:本当に。これは個人的なことなんですけど、僕はGLAYが大好きすぎて、音楽を目指したきっかけがGLAYだったんです。HISASHIさんに入っていただけることを知った段階で、もうやばかったです(笑)。だから完成を聴いて、マジで涙出るくらい感動しました。要は同じところにクレジットが載るということじゃないですか。高校時代の自分に教えてあげたいくらいの感動です。ギャンパレのみなさんにはほんとうに感謝ですし、スタッフさんにも感謝です。

ーHISASHIさんからも完成した楽曲の感想をいただいてよろしいでしょうか。

HISASHI:最高でした!!!!!

一同:いえーい!

HISASHI:もうプレイヤーとしてのミックス確認とかじゃなくて、マネージャーから「どうでした?」って聞かれたときにファンとして「かっこよかったよ!」と(笑)。新しいバージョンになった楽曲たちを聴くのもすごい好きだし、更にパワフルになったし、歌のグルーヴも出たしというところで。ここに参加できて嬉しかったですね。

ー早くも締めの時間が差し迫ってきました。こうしてみなさんが素晴らしい楽曲ができたわけですが、グループは終わってしまうんですよね。みなさんからGANG PARADEにひと言いただければと思います。

マイカ:いただけるんですか?

草野:送る言葉ってこと?

ー激励なり叱咤なりを。

ドクソン:叱咤ほしい(笑)。いま叱咤していただいたら、最後の期間までにもっとよくできます!

ーGANG PARADEが終わることについてどう思われているか、お聞かせいただけたらと思います。

JUON:ギャンパレの音楽って、自分たちがすごく聴いてきた大好きな音楽の要素が色んなところに散りばめられていて。だから演奏する側にとっては、ご褒美みたいな曲なんですね。こんなリフが弾けるとか、こんなに歪ませていいんだ、これだけ弾いちゃってもいいんだという喜びがすごくあります。リハーサルのなかで奈良くんを中心に構築していく過程もすごく気持ちいいですし、ギャンパレのみんなと変顔したり、アニマルに変わったりするのが楽しいんですよ。ギャンパレに自分がギターで参加できたというのは人生の喜びでしかないので、それが終わってしまうのは寂しいものがあるのですが、各々がラストに向けて火力アップして、炎を全部出し切る気持ちでやっていると思うので、僕らもその気持ちでやっていきます。最後の最後までギャンパレのことを応援し続けて、いまできることの僕らのすべてを一瞬一瞬に残していきたいなと思っております。

山本:解散するのは素直に寂しいのと、残念、もったいない、といういろんな感情はあるんですけど、形あるものが永遠に続くということはないので、遅かれ早かれどのグループでもバンドでもその時期は訪れることだとは思います。だからこそ、ギャンパレの歴史のなかでGANG BOYZとして参加させていただいたこの1、2年という期間があったことは、自分にとってもめちゃくちゃありがたいことで。最後の最後でこうやって形に残せたことは、僕のミュージシャン人生のなかでも歴史的な出来事だし、嬉しいことです。寂しいけど、ハッピーな気持ちで最後に見せられる景色をこれからの活動にも活かしていけたらいいなと思っています。

MEG:僕が関わったのはわりと日が浅く、2、3年くらいではあるんですけど、個人的にはもっとこういうことやってみたいな、やってもらえないかなとか、自分のなかでいろいろ考えていた矢先の発表だったので、正直、すごい寂しくはありました。だけどすべてを出し切って、みんなの記憶に焼き付けるような活動をして、最後まで走り抜けていってほしいなと思ってます。

ココ:(泣きながら)……はい!

ドクソン:すみません、涙脆くて(笑)。

ーではHISASHIさんお願いします。

HISASHI:これはだんだんとプレッシャーになりますね(笑)。WACKらしいなという感じもしますけど、渡辺(淳之介/WACK代表)さんのそういうところが好きだったり、嫌いだったり、優しさだったり、厳しさなのかなと思います。この結果というのがすべてを物語っている気がします。ただ、音楽の歴史は破壊と創造でできてきたものだと思うので、僕はわりとポジティブに捉えてます。これからのことがもっと楽しくなるような、そんな結果になればいいんじゃないかなって思います。

草野:先輩のあとに僭越ながら贈る言葉を……。私はやっとWACKさんとお仕事できたと思ってたし、GANG PARADEのメンバーともっと早く出会えてたら、もっとポジティブな気持ちをみんなに届けられたというか、もっとこう歌えるよという可能性を伝えられたなとか、11人ではなくひとりでもそれぞれがバンドマンとしてやっていけるようなことをちゃんと教えてあげられたのになっていうところで悔しいなと思います。帰り道にココとかと「もうちょっと早く出会いたかったな」って、別れ際のカップルみたいな話をよくしてました(笑)。

ココ:してましたね。

草野:私ももう40歳過ぎたので、出会いの数より別れとかバラバラになるものとか、死別も含めてどんどん失い続ける年齢に入ってくると思うんですけど、私は最近、その一個一個の別れに感謝を覚えるようになってきていて。人間、持ち運んで死ぬまで大事にできるものって限られていて、みんなはここでギャンパレという大事な箱を手放してしまうと思うんですけど、手放したぶん、きっとギャンパレの偉大さとか大切さを感じて、がらんどうになると思うんですね。なんだけど、そのスペースが空くということは、そこに新しいなにかを詰め込めることができる。HISASHIさんも仰いましたけど、破壊と創造だし、出会いと別れだし、失ったぶん、これから新しくたくさん得ていくと思います。ギャンパレがなくなっても、いままでこのギャンパレとしてやってきた意地と誇りは胸のなかから失わずに生きていってほしいなと思います。なにか困ったらいつでも連絡してください。

HISASHI:素晴らしい!

草野:勘弁してください(笑)。

ー最後にメンバーのみなさんから現在の率直な思いを一言ずついただいて締めたいと思います。

ドクソン:解散が決まってすぐは寂しくて、それゆえに正面から向き合えなかったこともあったんですけど、ラストイヤーで「Plastic 2 Mercy(GANG FINALE ver.)」という宝物のようなご褒美をいただいて、いまライブでやっているんですね。「P2M」はもともとすごく盛り上がってくれる曲ではあったんですけど、最近のライブでは、踊り狂ってニッコニコだけど涙がバーって出ている遊び人もいて。終わりに向いながらも新たなものを紡げていることに幸せを感じます。寂しさは必ずくるから、もう寂しさの前借りはしないぞって思いますし、アイドルをやりきるのって、できることのほうが少ないんじゃないかなって思うんです。やりきらせてもらえるというのはありがたいことなので、それに感謝してガンガン進んでいきたいと思います。

ココ:WACKに長くいる身として、アイドル業界全体を含めいろんなグループの解散を見てきたなかで、自分たちもいつ解散になるかというのはずっと隣り合わせで考えてきた10年間でした。それでもライブの雰囲気やメンバーとの空気感はいつも楽しいものにしたいなと思ってきたので、1年かけていろんなところにツアーで回らせてもらったり、こうしてラストアルバムを出したりとか、最後に向けて気持ちをぶつけ合って整理しながら進んでいける期間を用意してもらえたのはめちゃめちゃ幸せなことだと思います。もちろん自分もいろんな感情にもなるんですけど、いまの期間があることで自分も前向きに解散というものを捉えられるようになってきました。いろんなかたに協力してもらえて「P2M」を素敵な形で残せるというのは当たり前じゃないので、この曲とともにみんなとパレードを楽しく走り切れたらなと思っています。

マイカ:人生のなかでもこのギャンパレの10年間が一番ありえないくらいの人数のかたがたに支えてもらって活動してきたし、最後もこうやって、普通に生きていたら関わることがなかった豪華なみなさまの手をお借りして素敵な作品を作ることができたので、感謝の気持ちでいっぱいです。支えてもらったみなさまからのパワーを大事にしながら、最後まで駆け抜けていきたいなと思います。

ノン:私は解散することにもちろん寂しさもあるんですけど、いまの時代、アイドルが急に終わっちゃったりとかもあるじゃないですか。そんななかで、GANG PARADEがGANG PARADEとして終われるというか、こうして解散までちゃんと時間があって、アルバムも作っていただいたり、ライブができたりするのは本当にありがたいなって思うし、なによりGANG PARADEは、在籍の長いメンバーがいっぱいいてくれるんですよね(笑)。私は新メンバーとして加入させてもらったんですけど、自分がファンとして見ていたときのメンバーがいてくれて、そのメンバーと一緒に活動できて、解散まで一緒にいられるということはすごく嬉しいことだなと思ってます。それと、解散はしてしまうけど、ギャンパレの音楽はずっと聴けるので。私も解散してしまったアイドルの曲をいまでも結構聴くんですけど、そんなふうに音楽はずっと続いていくと思うので、みんなのなかでずっとGANG PARADEの音楽が生き続けていけるよう、いま、愛してもらえるように活動したいなと思っています。

ミキ:私も寂しいですね。人生そのものだったので。先日、11周年を迎えて、11年間のことをふと考えたときに、もちろん辛いことも苦しいこともイヤになっちゃうこともあったけど、私が一番に思い浮かんだのは、やっぱり遊び人の笑顔とかよかったライブの景色で、本当にやってきてよかったなって思えた11年間だったなと。私は自分がギャンパレという存在でいられることに誇りを持っているし、ギャンパレの音楽にもライブにも誇りを持っているし、それを作ってくださったかたたちにも感謝と誇りを持っているし、それをお客さんに届けられることにも誇りを持っているし、私たちにはこんなに心強い味方である遊び人がいるんだということにも誇りを持っているので、これまで関わってくださったすべての人に、ギャンパレとお仕事してよかったとか、ギャンパレを応援してきてよかったって思ってもらえるような最後を迎えられたらいいなと。このあとの数カ月間、精一杯自分たちができることをやりたいなと思ってます。

<リリース情報>

GANG PARADE

Last&Best Album『GANG FINALE』

2026年6月17日(水)発売

https://GANGPARADE.lnk.to/gangfinale

品番:豪華盤:WPZL-32274~7 / 完全盤:WPCL-13744~6 / 厳選盤:WPCL-13743

価格:豪華盤(3CD+1BD):¥16,500(税込) / 完全盤(3CD):¥9,900(税込) / 厳選盤(1CD):¥3,300(税込)

<Disc1:LEAD BEST>

1. GANG PARADE SO LONG!!

2. Plastic 2 Mercy (11SOUL ver.)

3. Happy Lucky Kirakira Lucky (11SOUL ver.)

4. FOUL (11SOUL ver.)

5. Beyond the Mountain (11SOUL ver.)

6. CAN'T STOP (11SOUL ver.)

7. 現状間違いなくGO TO THE BEDS (11SOUL ver.)

8. PARADISES RETURN (11SOUL ver.)

9. ROCKを止めるな!! (11SOUL ver.)

10. グッドラック・マイフューチャー

11. GANG RISE

<Disc2:MEMBER BEST>

※カッコ内は選曲メンバー名

1. Letter (ヤママチミキ)

2. WE ARE the IDOL (ユメノユア)

3. dont forget me not (キャン・GP・マイカ)

4. SUPER PARTY PEOPLE (ココ・パーティン・ココ)

5. Alarm (ユイ・ガ・ドクソン)

6. GANG 2 (月ノウサギ)

7. 少し大人になって (キラ・メイ)

8. Träumerei (キャ・ノン)

9. pretty pretty good (チャンベイビー)

10. BREAKING THE ROAD (ナルハワールド)

11. イマヲカケル (アイナスター)

<Disc3:ASOVIVA BEST>

1. LAST

2. INVOKE

3. OK

4. WINTER SONG

5. 来了

6. Dear

7. ブランニューパレード

8. sugar

9. UNIT

10. KIMI☆NO☆OKAGE

11. Plastic 2 Mercy (GANG FINALE ver.)

<豪華盤特典情報>

[Blu-ray Disc]

GANG PARADE 10th YEAR SPECIAL LIVE”THANK YOU, PARADE” at Zepp Shinjuku 2025.12.16

1. GANG RISE

2. dont forget me not

3. ブランニューパレード

4. Happy Yummy Lucky Yummy

5. パショギラ

6. Medley:BRIGHT FUTURE, YOUR SMILE/現状間違いなくGO TO THE BEDS/グッドラック・マイフューチャー

7. Beyond the Mountain

8. GANG PARADE

9. アンビバレント

10. イマヲカケル

11. ラビバアソビバ!!

12. Medley:ENJOY OUR PARADE/Träumerei/FOUL

13. pretty pretty good

14. WINTER SONG

15. CANT STOP

16. Peace☆超パニック

17. Gang Gang Disco

18. ROCKを止めるな!!

19. Happy Lucky Kirakira Lucky

20. KIMI⭐︎NO⭐︎OKAGE

21. Plastic 2 Mercy

Behind The Scenes『GANG FINALE』

1. Behind The Scenes『GANG FINALE』 Re-recordings

2. Behind The Scenes「Plastic 2 Mercy (GANG FINALE ver.)」

3. Behind The Scenes「GANG PARADE SO LONG!!」

[ブックレット]

GANG PARADE メンバー歴代衣装着用 撮り下ろしフォト収録 80Pスペシャルブックレット

<ライブ情報>

「GANG PARADE SO LONG TOUR」前半・中盤戦

7月19日(日)新潟LOTS

7月20日(月祝)茨城 mito LIGHT HOUSE ※SOLD OUT

7月25日(土)北海道 帯広MEGA STONE

8月11日(火祝)埼玉 HEAVEN'S ROCK SAITAMA SHINTOSHIN VJ-3 ※SOLD OUT

8月15日(土)静岡 LiveHouse浜松窓枠 ※SOLD OUT

8月29日(土)滋賀 U☆STONE ※SOLD OUT

8月30日(日)愛知 THE BOTTOM LINE ※SOLD OUT

GANG PARADE オフィシャルサイト:https://gangparade.jp/