82歳のカルト的シンガーソングライター、リンダ・パーハクスが「行方不明」に

アシッド・フォークの名盤『Parallelograms』(1970年)で知られるリンダ・パーハクス(Linda Perhacs)が行方不明に。認知症を患う82歳のミュージシャンは8ヶ月前に介護施設を退所したという。彼女の友人や協力者たちが、このシンガーソングライターの行方を探すべく協力を呼びかけている。

元マネージャーであるローレル・スターンズが執筆した声明によると、82歳のソングライターは8ヶ月前、法的後見人の管理のもとで入所型介護施設を退所したという。友人や協力者たちは、パーハクス本人とも彼女の後見人とも連絡が取れなくなっていると述べている。スターンズは、この歌手の写真とともに投稿したInstagramの文章で、「リンダ・パーハクスのファンの皆さん、どうか力を貸してください。リンダが行方不明になりました」と綴った。

声明自体には、「現時点では、本声明を出している者たちは何らかの不正行為を主張しているわけではありません」と記されており、「むしろ、愛される公人との長期にわたる連絡途絶に懸念を抱きつつ、リンダが無事で健康であり、適切なケアを受けていることの確認を求めております」と付け加えられている。

パーハクスは、歯科衛生士として働いていた1970年に録音された『Parallelograms』で最もよく知られている。同作は何年もの間見過ごされていたが、90年代後半になって再評価され、このアルバムを失われたサイケデリック・フォークの名盤とみなすカルト的なファン層を獲得した。彼女は2014年に復帰アルバム『The Soul of All Natural Things』をリリースし、その3年後には『Im a Harmony』を発表した。

本誌に送られたメールの中で、ライターのジェシカ・ハンドリーは、パーハクスが認知症と闘いながら数年間その介護施設で暮らしていたと述べた。「私たちは高齢者介護支援機関に連絡し、警察に複数の被害届を出したほか、現在は彼女の捜索を支援してもらうために私立探偵を雇っています」と彼女は記している。

スターンズはまた、パーハクスの所在特定に役立つ確認済みの情報提供先として、自身のメールアドレス(lstearns@primarywave.com)を公開した。「目的は彼女のプライバシーを侵害することではなく」と彼女は記している。「ただ彼女が無事であることを確かめ、その芸術的貢献が世代を超えて響き続けている人物との連絡を再開することです」。

From Rolling Stone US.

【関連記事】

早すぎる死を遂げた、音楽史に残る偉人名鑑

真の「洋楽隠れ名盤」を大発掘──70年代ロック幻の秘宝6選

幻の未発表アルバム15選