kochiraが運営する「こちら買取本舗」は7月28日、新NISA利用者の資産形成と「守りの資産」に関する意識調査の結果を発表した。調査は2026年7月27日、新NISAを利用して実際に積立または買付を行っている20~70代の男女300名を対象にインターネットで行われた。

「相場下落による元本割れが不安」39.0%

「新NISAを利用する中で、不安や難しさを感じることはありますか」と尋ねたところ、最も多かった回答は「相場下落による元本割れが不安」で39.0%となった。

次いで、「買うタイミングや積立額の判断が難しい」が28.0%、「どの商品を選べばよいか分からない」「利益が出たとき、売却すべきか判断が難しい」がそれぞれ22.33%となった。

また、「新NISAだけで将来の資産形成が十分なのか分からない」は17.67%、「物価上昇や円安など、将来の経済環境が不安」は17.33%となっている。一方で、「特に不安はない」は20.0%にとどまり、多くの新NISA利用者が何らかの不安や難しさを感じながら資産形成に取り組んでいることがうかがえる。

  • 新NISAを利用する中で、不安や難しさを感じることはありますか

    新NISAを利用する中で、不安や難しさを感じることはありますか

新NISAを始めたことで、資産形成への考え方が変わった人は55.0%

「新NISAを始めたことで、資産形成に対する考え方は変わりましたか」と尋ねたところ、「やや変わった」が41.33%で最多となった。

「大きく変わった」は13.67%であり、これらを合わせると55.0%の人が、新NISAを始めたことで資産形成に対する考え方に変化があったと回答している。

一方で、「あまり変わらなかった」は31.33%、「全く変わらなかった」は10.33%、「分からない」は3.33%だった。

この結果から、新NISAは単なる投資制度の利用にとどまらず、将来の資産形成や資産配分について考えるきっかけになっていることがうかがえる。投資を始めることで、リスクとの向き合い方や、資産をどのように増やし、守るかという意識にも変化が生まれている可能性がある。

  • 新NISAを始めたことで、資産形成に対する考え方は変わりましたか

    新NISAを始めたことで、資産形成に対する考え方は変わりましたか

「"攻め"だけでなく"守り"の視点も必要」72.66%

「新NISAでの資産形成において、利益を狙う"攻め"だけでなく、資産を守る"守り"の視点も必要だと感じますか」と尋ねたところ、「やや感じる」が47.33%で最多となった。

次いで、「強く感じる」が25.33%となり、両者を合わせると72.66%の人が、資産形成には"守り"の視点も必要だと感じていることが分かった。

一方で、「あまり感じない」は21.0%、「全く感じない」は2.67%、「分からない」は3.67%だった。

新NISAは、長期的な資産形成を後押しする制度として活用されているが、今回の結果からは、利用者の多くが利益を狙うだけでなく、資産を守る視点も重要だと考えていることが分かる。相場変動や元本割れへの不安を背景に、資産を増やす"攻め"と、資産を守る"守り"のバランスを意識する人が多いと考えられる。

  • 新NISAでの資産形成において、利益を狙う"攻め"だけでなく、資産を守る"守り"の視点も必要だと感じますか

    新NISAでの資産形成において、利益を狙う"攻め"だけでなく、資産を守る"守り"の視点も必要だと感じますか

"守りの資産"に近いものは「インフレや物価上昇に備えられること」

「あなたが考える、資産形成における"守りの資産"に近いものを教えてください」と尋ねたところ、最も多かった回答は「インフレや物価上昇に備えられること」で48.0%となった。

次いで、「長期的に価値を保ちやすいこと」が46.33%、「大きく値下がりしにくいこと」が35.0%、「現金だけに頼らず分散できること」が33.33%となった。

また、「必要なときに売却しやすいこと」は15.67%、「株式や投資信託などと異なる値動きをすること」は14.67%だった。

この結果から、新NISA利用者が考える"守りの資産"は、単に価格が下がりにくいものだけではなく、インフレや物価上昇への備え、長期的な価値保全、現金以外への分散といった視点と結びついていることが分かる。

将来の購買力や資産価値を守るという観点から、資産形成における"守り"の考え方が意識されていると考えられる。

  • あなたが考える、資産形成における「守りの資産」に近いものを教えてください

    あなたが考える、資産形成における「守りの資産」に近いものを教えてください

今後関心がある"守りの資産"は「預貯金」が最多

「新NISAとは別に、今後"守りの資産"として関心があるものを教えてください」と尋ねたところ、最も多かった回答は「預貯金」で48.0%となった。次いで、「個人向け国債・債券」が32.0%、「投資信託」が31.33%、「iDeCo・個人年金」が30.33%、「株式」が28.0%と続いた。また、「保険」は19.67%、「貴金属(ゴールド・銀・プラチナなど)」は17.0%、「不動産」は9.33%、「外貨」は8.0%となった。

  • 新NISA以外で、今後「守りの資産」として関心があるものを教えてください

    新NISA以外で、今後「守りの資産」として関心があるものを教えてください

貴金属については「長期的に価値を保つ」が36.0%で最多

「貴金属について、あなたの考えに近いものを教えてください」と尋ねたところ、最も多かった回答は「長期的に価値を保つ」で36.0%となった。次いで、「インフレ対策になる」が32.67%、「分散先になりそう」が26.33%、「実物保有の安心感」が20.0%、「経済不安への備え」が15.0%となった。一方で、「価格が高く始めにくい」は16.67%、「購入・保管・売却が不安」は9.0%、「特に関心はない」は19.0%だった。

  • 貴金属について、あなたの考えに近いものを教えてください

    貴金属について、あなたの考えに近いものを教えてください