WOZは2026年7月8日、『Z世代とバブル世代にみる資産形成の情報と価値観』に関する調査の結果を発表した。同調査は2026年6月2日〜3日、預貯金や投資などで資産形成を行うZ世代(20〜30歳)とバブル世代(55〜60歳)の会社員各520人、計1,040人を対象にインターネットで実施した。

「現在行っている資産形成・運用」について尋ねたところ、下記のような回答結果となった。

  • 現在行っている資産形成・運用

    現在行っている資産形成・運用

Z世代 「預貯金」(69.2%) 「NISA」(61.0%) 「株式投資」(38.9%)

バブル世代 「預貯金」(87.9%) 「株式投資」(52.7%) 「NISA」(49.3%)

両世代とも「預貯金」が最多となったものの、バブル世代の方がZ世代を約2割上回っており、安全性を重視した資産形成の手段として預貯金を選ぶ傾向がうかがえる。Z世代では約6割が「NISA」を利用しており、非課税制度を活用した資産形成が浸透していることがうかがえる。一方、バブル世代では約半数が「株式投資」を行っており、従来型の株式投資を活用する傾向が見られた。

  • 毎月の収入のうち預貯金に回している金額の割合/投資の割合

    毎月の収入のうち預貯金に回している金額の割合/投資の割合

毎月の収入のうち預貯金に回している金額の割合は、「1%〜5%未満」(26.6%)「5%〜10%未満」(28.3%)を合わせると約半数が10%未満に設定していることがわかった。投資への配分も「1%〜5%未満」(30.4%)「5%〜10%未満」(30.8%)を合わせると約6割が収入の10%未満に収めており、無理のない範囲から資産形成を始めている人が多いことがうかがえる。

「預貯金に対する率直なイメージ」について尋ねたところ、下記のような回答結果となった。

  • 預貯金に対する率直なイメージ

    預貯金に対する率直なイメージ

Z世代 「元本割れのリスクがなく安全」(47.3%) 「利息が少ない」(44.8%) 「入出金が容易」(30.6%)

バブル世代 「利息が少ない」(72.3%) 「元本割れのリスクがなく安全」(65.6%) 「入出金が容易」(43.7%)

Z世代は「安全」なイメージを持っているのに対し、バブル世代では約7割が「利息の少なさ」を挙げており、現在の預貯金に対してリターン面で物足りなさを感じている可能性がうかがえる。

「資産形成で最も重視していることは何か」と尋ねたところ、下記のような回答結果となった。

  • 資産形成で最も重視していることは何か

    資産形成で最も重視していることは何か

Z世代 「元本を減らさないこと」(34.4%) 「手間がかからないこと」(29.2%) 「高いリターンを得ること」(22.3%)

バブル世代 「元本を減らさないこと」(47.3%) 「高いリターンを得ること」(19.8%) 「手間がかからないこと」(15.6%)

両世代ともに「元本を減らさないこと」が最多となり、安全性を最優先する姿勢は共通している。一方で2番目以降には世代間の差が表れ、Z世代が「手間がかからないこと」を挙げているのに対し、バブル世代は「高いリターンを得ること」を重視しており、利便性を重視するZ世代と利益も追求したいバブル世代のスタンスの違いがうかがえる。

「もったいないと感じる出費」について尋ねたところ、下記のような回答結果となった。

  • もったいないと感じる出費

    もったいないと感じる出費

Z世代 「各種手数料」(ATMなど)(41.9%) 「ゲーム課金」(32.3%) 「ブランド品・高級車」(30.6%)

バブル世代 「ゲーム課金」(53.3%) 「各種手数料」(ATMなど)(47.3%) 「ギャンブル」(46.7%)

Z世代では「各種手数料」が最多で、日常の小さなコストに対してシビアな姿勢がうかがえる。バブル世代では「ゲーム課金」が半数を超えて最多となり、形に残りにくい支出や結果が不確実な支出に対してもったいなさを感じやすい傾向にあるようだ。

「もし今100万円が手に入ったら、どのように使うか」と尋ねたところ、下記のような回答結果となった。

  • もし今100万円が手に入ったら、どのように使うか

    もし今100万円が手に入ったら、どのように使うか

Z世代 「投資に回す」(48.3%) 「趣味や旅行などの『体験』に使う」(37.3%) 「銀行に預ける」(29.0%)

バブル世代 「投資に回す」(52.1%) 「銀行に預ける」(38.3%) 「趣味や旅行などの『体験』に使う」(34.4%)

両世代とも「投資に回す」が最多となり、資産運用への前向きな意識がうかがえる。Z世代が「体験」への消費を2位に選んだのに対し、バブル世代は「銀行に預ける」と回答しており、若年層は将来への備えとあわせて現在の充実にも資金を振り分ける一方で、バブル世代は手元資金を確保することを重視する傾向が判明した。

「お金や投資の判断に、最も影響を与えているものは何か」と尋ねたところ、下記のような回答結果となった。

  • お金や投資の判断に、最も影響を与えているものは何か

    お金や投資の判断に、最も影響を与えているものは何か

Z世代 「SNS」(X、Instagram、TikTokなど)(25.8%) 「ニュースサイト・アプリ」(Yahoo!ニュースなど)(16.4%) 「金融機関の情報」(15.4%)

バブル世代 「ニュースサイト・アプリ」(Yahoo!ニュースなど)(26.9%) 「金融機関の情報」(23.3%) 「YouTube」(10.2%)

Z世代は「SNS」が最多となった一方で、2位と3位には「ニュースサイト・アプリ」や「金融機関の情報」が続いており、SNSを入り口としつつも複数の情報源を組み合わせて判断している様子がうかがえる。バブル世代は「ニュースサイト・アプリ」と「金融機関の情報」で半数を占めており、比較的信頼性を確認しやすい情報源を重視する傾向が見受けられた。

「お金や投資に関して、誰かに相談することはどの程度ハードルが高いと感じるか」と尋ねたところ、約7割が「とても高いと感じる」(17.4%)「やや高いと感じる」(48.0%)と回答した。資産形成を行っている方であっても、お金や投資について他者に相談することにハードルを高く感じていることが明らかになった。

  • お金や投資に関して、誰かに相談することはどの程度ハードルが高いと感じるか

    お金や投資に関して、誰かに相談することはどの程度ハードルが高いと感じるか

「お金や投資の勉強について、現在自身が感じていることに最も近いもの」を尋ねたところ、下記のような回答結果となった。

  • お金や投資の勉強について、現在自身が感じていることに最も近いもの

    お金や投資の勉強について、現在自身が感じていることに最も近いもの

Z世代 「これから学びたい」(42.7%) 「もっと早く学ぶべきだった」(25.2%) 「すでに十分な知識がある」(18.5%)

バブル世代 「これから学びたい」(31.2%) 「もっと早く学ぶべきだった」(31.2%) 「必要だと感じるが面倒」(20.0%)

Z世代の約4割が「これから学びたい」と回答しており、知識習得に前向きな姿勢が見られた。一方バブル世代では前向きな回答と「もっと早く学ぶべきだった」が同率で並んでおり、年齢を重ねてから知識の重要性を実感し、過去の準備不足を後悔している層が一定数見受けられた。