GA technologiesは7月9日、「アニメ・漫画の消費傾向と投資に関する調査」の結果を発表した。調査は2026年5⽉14⽇、30~40代の投資家862人、および非投資家862人(計1,724人)を対象にインターネットで行われた。
「推し活」投資家がより積極的な傾向
「製作陣のチェック」や「伏線の考察」、「聖地巡礼」、「二次創作」といった、いわゆる「推し活」への関与度(「当てはまる」「まあまあ当てはまる」の合計)を調査した結果、全10項目において投資家が非投資家を上回り、より積極的な姿勢がうかがえる結果となった。
特に顕著な差が見られたのは行動を伴う項目で、「作品コミュニティへの参加(投資家18.3%/非投資家5.9%)」や「二次創作や考察の発信(投資家17.5%/非投資家6.2%)」といった主体的な活動において、投資家が非投資家よりも約3倍多い結果となり、投資家の持つ高い行動力が浮き彫りになった。
推し活への出費、投資家は「計画的」が非投資家の1.8倍
アニメ・漫画を含む推し活に対する支出の考え方について質問したところ、非投資家は「無料中心」という回答が59.4%で最多となり、コストを抑えて楽しむ層が過半数を占める結果となった。一方、投資家も「無料中心(36.1%)」が最多ではあったものの、非投資家に比べその割合は約6割に留まり、代わりに「計画的に使う」との回答が30.2%にのぼり、非投資家(16.8%)の約1.8倍となった。
さらに、「他の趣味を削ってでも優先的に使う」「すべての支出を充てたい」といった、積極的に資金を投じる層の合計(18.7%)も、非投資家(7.0%)の約2.7倍という結果になった。
一方で、支出について「世帯年収別(1,000万円未満/以上)」に分析したところ、世帯年収1,000万円未満で「無料中心」と答えたのが46.4%、1,000万円以上は40.9%と、投資の有無ほどの差は見られなかった。推し活への支出スタイルは、年収の多寡よりも、投資を行っているかどうかが大きな影響を与えていると考えられる。
投資家は作品から「人生哲学」を学ぶ
「アニメ・漫画から学んだこと、影響を受けたこと」を質問した結果、投資家の最多回答は「人生哲学・考え方(33.3%)」となり、非投資家を10.8ポイント上回った。一方で非投資家は「特にない(36.2%)」が最多だった。非投資家が作品を現実と切り離し、純粋な娯楽として楽しんでいるのに対し、投資家層は作品のストーリーの裏側から、「人生哲学」などの学びを積極的に得ている姿勢がうかがえる。
好きな作品1位は「名探偵コナン」
「好きなアニメ・漫画のジャンル」について質問したところ、非投資家は「日常・ほのぼの」が最多であるのに対し、投資家は1位「推理・ミステリー」、2位「アクション・バトル」となり、投資家ほど、作品に対してドラマチックな展開や刺激を求める傾向があることがわかった。
また、同じ質問に対して「(アニメ・漫画を)好きではない」と答えた人の割合を見てみると、投資家は13.9%に留まったのに対し、非投資家は32.9%にのぼり、約2.4倍になった。一方で「好きではない」の回答率について、投資の有無を問わず世帯年収別(1,000万円未満/以上)で分析したところ、世帯年収1,000万円未満は20.4%、1,000万円以上は21.5%と、大きな差は見られなかった。
なお、好きな作品については、両者ともに1位から3位まで「名探偵コナン」「ONE PIECE」「鬼滅の刃」がランクイン。人気上位の顔ぶれに大きな違いはなかった。




