ウインクリエートは2026年7月2日、ペーパードライバー講習受講者1万6,000件を対象にした「日本のペーパードライバー問題」の実態調査結果を発表した。調査期間は1999年~2025年の27年間の累積データで、有効回答数は1万6,000件、調査方法は受講後アンケート(紙・Web)。
受講者の約8割が女性、30〜40代が中心
出張型ペーパードライバー講習「ウインクリエート」の受講者の性別は「女性」が81.0%、「男性」が18.5%だった。
女性受講者では「30代」(44.4%)が最も多く、「40代」(28.1%)、「20代」(13.1%)、「50代」(10.3%)、「60代以上」(1.7%)が続いた。全受講者のうち30〜40代女性は58.7%を占めている。
平均ブランク期間は14.3年、最長は45年
「○年ぶりの運転」と回答した767件を分析したところ、平均ブランク期間は14.3年、中央値は14年だった。「10年以上」のブランクに言及した回答は1,638件、「20年以上」が510件、「30年以上」が93件で、最長は45年だった。
運転再開の目的は「車庫入れ・駐車」が最多
運転を再開しようと思った目的では、「車庫入れ・駐車」が3,839件(24.1%)で最も多かった。続いて「高速道路を走れるようになりたい」が1,272件(8.0%)、「子どもの送迎・習い事」が759件(4.8%)、「買い物・日常生活」が510件(3.2%)、「ドライブ・旅行」が321件(2.0%)、「仕事・通勤」が299件(1.9%)となった。
子育て・介護世代の移動課題が背景に
同社は今回の調査について、ペーパードライバー問題は単なる運転技術ではなく、日本社会の移動課題を反映していると考察している。30〜40代女性の多くは、子どもの送迎や親の介護、生活環境の変化をきっかけに運転再開を目指しており、「優しい・丁寧な指導」や「自宅周辺・マイカーで練習できること」が受講先として選ばれる理由になっているとしている。
代表の古川靖氏は、「多くのペーパードライバーは運転が苦手なのではなく、正しい環境で練習する機会がなかっただけ」とコメント。また、30〜40代女性が子どものために受講するケースが多く、平均14年以上のブランクがあっても、実際の生活道路で段階的に練習することで、ほぼ全員が運転に自信を取り戻しているという。



