ホラー映画好きだという加藤千尋は、映画『氷血』の撮影を「寒さで体は震えていたんですが、ずっと心は踊っていた」と回顧。恐怖を表現する細かな演技を研究する時間も「すごく楽しかった」と笑顔で振り返った。

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ホラー映画が大好きな加藤千尋、映画『氷血』撮影中は「ずっと心は踊っていた」

映画『氷血』の公開記念舞台挨拶が4日に都内で行われ、北山宏光、加藤千尋、内藤瑛亮監督が登壇した。

映画『氷血』は、雪に閉ざされた世界を舞台に、家族の平穏な日常が突如“白い怪異”に侵されていく姿を描く“侵蝕感”ホラー。本作で主演の北山演じる稔の妻・悠希を演じた加藤は、ホラー映画が大好きといい、「寒さで体は震えていたんですが、ずっと心は踊っていた」と撮影を振り返ってにっこり。

続けて「監督が投じてくれる怖いシーンがたくさんあったんですが、一個一個に自分なりの解釈でこだわりを加えていく作業がすごく楽しくて。目の動き、体の動きひとつで恐怖度が増していく感覚は、自分がホラー映画を観るときにも思うことなので、研究することも楽しかった」と充実感をにじませた。

また、北山がホラーは苦手と話したことに絡め、加藤は「普段怖がっている北山さんが怖いお芝居をしているのを見ているのも、面白くて……」と隣の北山を見ながら回顧。北山が「私の演技が面白かった、ということで……」とツッコむと、加藤は「いい意味で。すごく研究なされたんだなと。そういうのを見ると、やっぱりこの作品完成するのが楽しみだなと思って、毎回ワクワクしていましたね」と明かした。

さらに、自身も家で演技の練習をしていたそうで、加藤は「叫ぶ練習を家でしすぎて……苦情がくるんじゃないかな、と思うくらい。叫ぶのって難しいですよね」と振り返った。

トークでは、落ち込んでいるときにホラーを観るという内藤監督の話を聞いた北山が「じゃあ、俺も落ち込んだらホラー観ます」と興味を示し、加藤が「本当にいいですよ。元気出ます」とオススメする場面も。北山が「(怖いシーンで)びくってするじゃないですか、そのあとバクバクバクってなるじゃないですか。あれが……」と苦手な要素を明かすと、加藤は「(でも)あれでしか出てこない脳汁みたいなのがあるじゃないですか」と返し、場を笑わせていた。

映画『氷血』ストーリー

幼い息子・晶を連れて、豪雪地帯にある夫の実家に移住した稔(北山宏光)と悠希(加藤千尋)の夫妻。穏やかな日常を願った二人だったが、認知症の父・茂は、なぜか悠希にだけ激しく怯え、亡き妻の名を叫ぶ。ある朝、茂は異常な姿で怪死する――その瞬間を境に、家族は疑念と恐怖に苛まれ、やがて、家の中には不気味な“白い女”が次々と現れ、日常を侵していく。

稔は気が触れたかのように、“白い女”の絵を描き続け、幼い晶の目には母の姿が次第に“別の何か”へと映りはじめ、家族は一人、また一人と壊れていく――。雪の結晶に魅入られ、理性を失った稔、侵蝕される悠希、そして危険にさらされる晶。これは、呪いか、幻想か、それとも現実なのか。雪原が鮮血に染まるとき、未知の“白い恐怖”が姿を現し、残虐に暴走する――。