「ピアノは差別をしない」8万人公演を控えるクラシックの逸材、ソフィアン・パマールが語る越境的な創作論【Sofiane Pamart】

ソフィアン・パマール(Sofiane Pamart)という名前を聞いてピンと来るという人は、日本ではまだまだ限られているのだと思う。だが2019年にソロ・デビューしたこの36歳になるフランス人のピアニスト兼コンポーザーは、地元ではアリーナ級の公演を売り切るなどクラシック・アーティストとしては異例の成功を収めており、パリ五輪開会式に出演したことも記憶に新しく、すでに芸術文化勲章を受勲。来年4月にはラグビーやサッカーのワールドカップ決勝戦が行われた、8万人を収容するスタッド・ド・フランスでのコンサートが控えている。

もっとも彼の場合、クラシック教育を受けていながら、いわゆるネオクラシカルの枠にさえ収まらない自由な表現で独自のスペースを音楽界に確保した感がある。何しろ、モロッコからの移民を祖父に持ち、ベルギーとの国境に位置する北部の町リールで生まれ育ったソフィアンは、地元のコンセルヴァトワール(リール国立音楽院)でピアノを学ぶ傍ら、90年代の郊外の町ならではのストリート・カルチャーに親しみ、まずはフランスとベルギーのラッパーたちと精力的にコラボ。その後も様々なジャンルのアーティストと共演する傍らで、世界各地の音楽の影響を取り入れたピアノ・インストゥルメンタルのソロ作品を発表してきた。

そしてさる4月には、1本の映画に見立てて制作した最新作『MOVIE』(フランス・チャート最高5位)をリリース。フランスからクリスティーヌ・アンド・ザ・クイーンズやFKJ、英国からセレステ、カナダからネリー・ファータド、コロンビアからJ・バルヴィン……といった具合に計14組の豪華ゲストを”役者”として起用し、ジャンルや国境をさらに大胆にクロスオーバーする表現で新境地を開拓している。元々大の映画好きで、あの『ロスト・イン・トランスレーション』の舞台であることから選んだというパークハイアット東京に滞在中の彼を訪ねてみると、午前中だったにも関わらずスタイリッシュに装った、謙虚で誠実でとことんピュアなフレンチ・ジェントルマンが迎えてくれた。

2024年のパリ五輪開会式、ジュリエット・アルマネとともにジョン・レノン「イマジン」をピアノ伴奏

最新作『MOVIE』のリード曲「Beauty」

クラシックとヒップホップに根差したリアリティ

―あなたが「ピアノこそ自分のための楽器だ」と実感した瞬間を覚えていますか?

ソフィアン:私の場合、母が4~5歳の時におもちゃのピアノを買ってくれたことが全ての始まりでした。幼かったにもかかわらず、映画やラジオで耳にしたことがあるメロディを覚えていて、そのピアノで弾くことができたんです。そして、自分の想像上の宇宙がピアノの中に存在し得るのだと悟ったことが、子ども時代の私にとって最も鮮明な記憶ですね。

―それ以来ピアノを弾き続けて地元のコンセルヴァトワールに進みますが、早い段階から、単にクラシックの楽曲を弾くことでは満足していなかったそうですね。

ソフィアン:私とクラシック音楽との間には重要なラヴアフェアがずっと続いています。なぜって私は偉大な作曲家たちに育てられたわけですから。両親を除けば、ショパンやドビュッシーやラベルやブラームスこそが私の良き師であり、彼らが書いた楽譜を読むことで人生について学びました。でも私がピアノで何よりもやりたかったことは、自ら作った曲を弾くこと。コンセルヴァトワールに在学していた時は当然ながら課題があって、それも一生懸命取り組みましたが、究極的には自分のイマジネーションに則って作曲したかったんです。

―ほかにもそういう志向の学生はいましたか?

ソフィアン:いいえ(笑)。でも今では大勢の子どもたちをインスパイアできています。ピアノが好きだけど、型にはまらないお手本が欲しいという子どもたちを。私はハードワークや規律も重視していますが、同時にルールを壊すお手本を示してもいるので、親たちも私みたいなアーティストがいることを喜んでくれていますよ。

Photo by Koichiro Iwamoto

―そんなあなたをフランスのクラシック音楽界はどんな風に捉えているんでしょう?

ソフィアン:色んな意見があります。評価してくれている人もいれば、疑いの目を向けている人もいます。「彼がやっていることは本当にクラシックなのか?」と。アートの世界においてはいつの時代も、新しいことを試したがゆえに摩擦を起こす人がいました。『モンテ=クリスト伯』を書いた作家のアレクサンドル・デュマが好例で、あの小説は当初新聞の連載として世に出たんです。それゆえに「こんなものは文学ではない」と批判されもしました。言わば、テレビの連続ドラマみたいな形で発表されたという理由で。とにかく私は、時代の風潮を自分の中に取り込んで、それが時間と共にだんだん浸透していくのを見届けたい。果たしてその試みが成功するかどうか分かるまで、時間が必要なんです。

―ルールを壊すと言えば、音楽活動を始めた当初はラッパーたちとコラボしていましたね。2枚のアルバムを共作したベルギー人のシラ(Scylla)を始めとするMCたちが、あなたが弾くインストゥルメンタル曲にラップを乗せるという表現は斬新でした。

ソフィアン:ええ。そもそも私の両親はミュージシャンではないですし、地元では、私の周りで聞こえていた音楽と言えばラップばかり。それが、ヒップホップに根差した郊外のカルチャーであり、ヒップホップに根差していて、コンセルヴァトワールに通っていた私は同時にクラシック音楽のカルチャーにも親しんでいたため、ふたつの世界の狭間で育ったようなものです。でも若い頃は特別なことだとは思っていなかった。それが私の日常であって、自分にとってのリアリティを音楽で伝えたかったんです。フランスのメディアはそういう私たちの作品を、反抗心の表れと受け止めたりしましたが、私の生い立ちを鑑みれば自然な表現でした。コンセルヴァトワールでバッハの曲を練習して、授業が終わるとラウドな音楽を流すバカでかい車に乗り込んで、仲間たちとショッピング・モールやストリートでつるんで楽しんでいたわけですから!

―あなたはスタイリッシュな装いでも知られていますが、ミュージシャンとしての表現においてファッションをどう位置付けていますか?

ソフィアン:私は鏡をしょっちゅう見ているタイプではなくて(笑)、自分のためにドレスアップしているわけでもありません。ただステージでは喋らないので、公の場で提示する姿は重要な情報源になります。オーディエンスを愛しているからこそ、どんな姿でステージに立つべきか、ものすごく気を使っているんですよ。

―その後あなたは4枚のソロ・アルバムを発表しています。デビュー作は2019年発表の『Planet』で、収録曲のタイトルはみんな地名でしたね。

ソフィアン:『Planet』はまさに旅のアルバムであり、収録曲はそれぞれ異なる町で私が抱いた感情に基いていて、世界を旅しつつ、同時に自分の内面を旅するというのがゴールでした。例えば日本を訪れた時に私は「Nara」という曲を作ったんですが、あのアルバムの中で最も人気のある曲です。

そんな『Planet』で私は成功を収め、それゆえに次の『LETTER』(2022年)では、私に愛を寄せてくれたオーディエンスに感謝を捧げたかった。ところがピアノ・インストゥルメンタルには言葉がない。そこで感謝の言葉をタイトルにしたんです。1曲目は「DEAR」、2曲目は「PUBLIC」、そのあと「YOUR」「LOVE」「SAVED」「ME」「FROM」「SOLITUDE」「FOREVER」(”親愛なるみなさん、あなたの愛は私を永遠に孤独から救ってくれました”)……というように。

他方の3作目『Noche』(2023年)は南米で制作した作品でした。南米の国々で人気を得た私は現地でツアーを行なう機会を得て、その道中でアルバムを作ろうと思い付いたんです。しかも今回は時間帯を夜に限定して作曲を行ない、曲ごとに月や星や夢など夜に関連した要素を封じ込めようと試みました。

「Nara」ミュージックビデオも奈良で撮影

「架空の映画」に集まったシンガーとの邂逅

―そして先頃4作目『Movie』が登場しました。インストゥルメンタル作品だった過去3枚とは大きく趣向を変えて、多数のゲスト・シンガーを迎えていますね。

ソフィアン:ええ。『Movie』では、自分が監督を務める形で、映画のような音楽を作りたかったんです。私は映画が大好きで、北野武もお気に入りの監督のひとり。『菊次郎の夏』や『BROTHER』や『HANA-BI』といった作品は素晴らしいですね。ほかにウォン・カーウァイなんかも好きで、インストゥルメンタル音楽で何かを主張できるスペースを含んだ、瞑想的な映画に惹かれます。だからサントラ制作にも挑戦してみたいですね。

―アルバムは「Sunrise In Your Eyes」という曲で始まり、「Your Eyes on Sunset」で終わるというように、本作は1日の流れを描いているようですね。

ソフィアン:ええ。まるで一生を生きたかのように、エモーショナルな意味で濃密な1日を想像してみたかったんです。従ってアルバムは夜明けから始まり、以後、一生涯に体験し得るあらゆるエモーションを詰め込みました。例えば、恋に落ちることもあるでしょうし、失望させられることもあれば希望を抱いたり、ハートブレイクに直面したり、友達と出会ったり、1日の間に様々なことが起きるんです。

―ゲストに関しては、作曲の段階から誰に歌って欲しいかイメージしていたんでしょうか?

ソフィアン:色んなケースがありました。例えばメロディ・ガルドーの声は最初からイメージしていましたし、2年半にわたる制作期間中に出会った人もいますよ。様々な機会に恵まれて、この映画は進化していったんです。

―ナイジェリア人シンガーのレマからコロンビア人のレゲトン・アーティストであるJ・バルヴィン、ベルギー出身のオスカー・アンド・ザ・ウルフなどなど、国籍もジャンルも異なる多彩な面々が集まっていますが、それは意図したことですか?

ソフィアン:意識した部分も、そうでない部分もあります。今回は人生を巡るエモーションを描くという目標がありましたが、では人生とは何なのか? それは出会いの積み重ねであり、自分が望んだ出会いも、偶然の出会いもあって、人生と同じアプローチでアルバムを作りたかった。よって、私が積極的に選んだゲストもいますし、偶然参加するに至ったゲストもいるんです。

FKJ、オスカー・アンド・ザ・ウルフとのセッション映像

―中でも、ハイチから難民としてアメリカに移り住んだフージーズのワイクリフ・ジョンやモロッコ系スウェーデン人のロリーンほか、あなたと同様に複数のアイデンティティを持つ人が目立ちます。自然にこうしたアーティストに惹かれるのでしょうか?

ソフィアン:そう思います。と同時に私は、ピアノは差別をしない、偏見を持たないということを伝えたいんです。ピアノは魂を迎え入れるために存在していて、どこからやって来た人間であろうと、魂は何かしら伝えたいことを携えているはず。そしてゲストが多様であるほど、世界中の様々な場所で生まれたストーリーを集めることができますし、みんなの証言を分かち合うことで豊かさが生まれる。そういう意味で、ピアノは盲目なんです。相手が何者だろうとピアノには分からない。でもピアノには魂とエモーションが見えるんです。

―例えばそのワイクリフは彼の参加曲「There Will Be A Day」で、これまでにほかで聞かせたことがないような、無防備で胸に迫る歌を披露しています。”監督”としてどのようにして”役者”からベストなパフォーマンスを引き出したのでしょう?

ソフィアン:今回のセッションは全てスタジオで行ないました。最近はリモート形式でコラボレーションを行なうことが多いですよね。でも私は、アーティストたちが自分を解放できて、オーセンティックな表現が生まれるシチュエーションを作りたかった。そこにあるのはピアノだけ。裸の状態で自分を守るものはない。そういう状態に身を置いて、心の奥底にあるものをさらけ出してもらいたかったんです。

―あなたがピアノで伴奏しながらライブ録音したんですか?

ソフィアン:ええ。スタジオに着いた時点では、どんな音楽をプレイするのかまだ分からないんです。精神的な準備だけ整えておいて、スタジオでシンガーと会って、どんなエモーションを感じているのかダイレクトに受け止めた段階で、どんな音を鳴らすべきか見えてくる。つまり、全てがスタジオの中で生まれるんです。

―即興に近いアプローチで形作られたアルバムなんですね。

ソフィアン:その通りです。だからこれらの曲にはスピリチュアルとさえ形容できる部分がある。とにかく、そこで生まれるものを受け入れる用意ができていなければ。そのためには、日々の生活の中で何が起きていようと、スタジオには持ち込まない。光栄にも僕のためにスタジオに足を運んでくれるコラボ相手に、自分を全面的に明け渡したいので。

―歌詞もその場で綴ったんですか?

ソフィアン:ええ。私の音楽的パートナーであるギョーム・エリティエも一部関わっていますが、作詞はだいたいゲスト・シンガーが綴っています。テーマを幾つか提示して、その中から選んでもらって、アルバムのストーリーにフィットさせていきました。

Photo by Chloé Rose

―特に印象に残っているセッションはありますか?

ソフィアン:たくさんありますよ。例えばワイクリフとのコラボが実現した経緯をお話しすると、数年前に私はニューヨークでパーティーを開いて、クリエイティブな業界からゲストを招いてパフォーマンスを行なったんですが、誰かが撮影したそのパフォーマンスの映像をワイクリフが偶然観たことがきっかけでした。そしてコンタクトを取ってきた彼と早速セッションを行なったんです。スタジオに来るなりワイクリフは私の目を見て、「世界平和についてメッセージを発信したい」と言ってギターを取り出し、私たちは曲を作り始めました。何が素晴らしいって、あの日は、昼間はJ・バルヴィンと、夜はワイクリフとセッションを行ない、24時間ノンストップで音楽を作ったんです。だからすごく印象深いですね。

―「Midnight In California」ではNBAのゴールデンステート・ウォリアーズに所属する選手、ジミー・バトラーがスポークンワードで参加し、自らの波乱の人生を振り返っていますね。

ソフィアン:今回の私は映画を‟制作”していたわけですから、ナレーターを必要としていました。でもプロの声優は起用したくなかった。誰かに自分自身のリアルなストーリーを話してもらいたかった。と同時に、シンガーに語りを依頼するというのも違うなと思っていたんですが、私はアスリートが大好きなんです。彼らはヒューマニティのヒロイックな側面を象徴しているように感じるんですよね。そうしたら、J・バルヴィンの誕生日パーティーに招かれた際にジミーと出会ったんです。彼のスピーチを聞いて、この人しかいないと確信しました。非常に能弁で、カリスマティックで。

―本当に偶然の積み重ねなんですね。

ソフィアン:ええ。メロディ・ガルドーとの出会いもそうでした。私はアクラムという素晴らしいシェフがいるレストランでよく食事をするんですが、彼は私の音楽を愛してくれていて、別のお客さんに私のことを話したそうなんです。それがメロディだった。アクラムが私たちを引き合わせてくれたんです。私はとにかく、そんな風に何かしら機会を与えられた時は最大限に活かして、労力を惜しまずに取り組み、作業が完結した時には感謝の気持ちを持つ。これを繰り返していけば、自分の人生に必要なことが自然に起きるのではないかと信じています。

想像をリアルに変えて、8万人の大舞台へ

―今回はボーカルに加えて、オーケストラやクワイアの参加を得ていますが、こうした新たな要素を加えたことで、ピアノの役割を捉え直したようなところもあるのでしょうか?

ソフィアン:そうですね。このプロジェクトでは、それぞれの音楽的要素が1本の道であるとして、それらが交差する地点にピアノを位置付けようと心掛けました。またオーケストラに関しては、例えばジョン・ウィリアムスのような大家が作る映画音楽に欠かせない要素ですから、自分もオーケストラのための楽曲を作りたくて、2年半を費やして勉強をしました。そして最終的にはチェコで、プラハ・フィルハーモニー管弦楽団とレコーディングしたんです。自分が書いた曲を70人編成のオーケストラが演奏するのを初めて耳にした時には鳥肌が立ちました。

―ちなみに、ジャケットに使ったのはあなた自身の子ども時代の写真だそうですね。

ソフィアン:写真が大好きだった父が撮ったものです。ある日ワードローブから彼が撮りためた写真を見つけたんですが、子ども時代の自分の写真を眺めていたら、当時から私は自分が何を求めているのか知っていたんだなと気付いたんです。子どもって世の中にまつわる真実を見透かしているのに、私たちは成長に伴ってそれを忘れてしまう。そして大人になると、自分が忘れてしまったことを思い出そうとするんです。そんなわけで、あの写真の私は自分の人生がどう展開するのか知っていたからこそ、ジャケットに選びました。ピアノを通じてイマジネーションをリアリティに変える人生を送るのだろう、と。

Photo by Chloé Rose

―さて、あなたは来年4月にスタッド・ド・フランスでコンサートを予定しています。準備は進んでいますか?

ソフィアン:ええ、詳しいことは言えませんが色々計画を膨らませていて、大掛かりなショウを披露するつもりですよ。今年1月に行なったパリのオペラ座での公演を手掛けたスタッフと、引き続きコラボします。オペラ座とスタッド・ド・フランスでは全く規模が違うんですけど、私はピアニストとしてひとつの使命を負っているんです。ピアノの素晴らしさを維持しつつ、ポピュラーな存在になるのだと。スタッド・ド・フランスのステージに立つというのはまさにポピュラー・ミュージックですよね。そういうステージに合わせてショウを進化させたいと思っています。

今年1月、パリのオペラ座で行われた公演の模様

スタッド・ド・フランス(Stade de France)は、パリ郊外のサン=ドニにあるフランス最大の国立競技場。スポーツだけでなく、世界的メガアーティストがツアーを行う最高峰のコンサート会場としても有名で8万人を収容(※写真はスタッド・ド・フランス公式サイトより引用)

―実際、あなたがスタッド・ド・フランスで公演することも然りで、クラシック音楽の人気は近年高まっていますよね。その理由として、ストリーミングでクラシック音楽にアクセスしやすくなったことや、クラシックの要素を積極的に取り入れるポップ・アーティストが増えて身近になったこと、そして、暗い世の中からの避難所としてクラシック音楽に人々が安らぎを見出していることなどが挙げられています。あなたはどんな風に感じていますか?

ソフィアン:確かに世界情勢は関係しているのかもしれません。でも私は”暗い”という言葉は使いたくない。”暗い”と言ってしまうと、世界が輝かしい場所になり得ると信じる気持ちを放棄することになる。そして世界を輝かしい場所にするには、光がちゃんとあるんだと自分に言い聞かせることから始めなければ。とはいえ、世界は確かに混迷しています。情報過多な状態にあって、みんな自分を見失ってしまっている。自分の使命は何か、自分はどの方向に進むべきなのか、分からなくなっている。でもクラシック音楽には規律と集中力が必要で、それはまさに今の世界が必要としているものでもあると思うんです。情報過多で、物事が猛スピードで進んでいる時には、スローダウンして、時間をかけて何かと向き合わなければ。その”何か”はなんだろうと構わないけど、技能を磨いて極めることも、世界を救い得るもののひとつだと私は感じています。

ソフィアン・パマール

『MOVIE』

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