タモリ「唐十郎さんがシャンデリアにつかまって…」秋元康と語る“昭和の新宿”で起きた衝撃エピソード
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、タモリさんと秋元康さん。本記事では、ひと昔前の「東京・新宿」の思い出を語り合った模様をお届けします。

(左から)秋元康さん、タモリさん

◆新宿ゴールデン街・2丁目の記憶

秋元:昔は面白い文化人がいっぱいいましたよね。

タモリ:いた。言いたい放題言ってたよね。

秋元:(劇作家の)唐十郎さんに会ったことはありますか?

タモリ:飲み屋で何回か。あの人は飲み屋でも“芝居”なんですよ。新宿2丁目で誰かにケンカを売って、みんなに止められて収まった2分後に、その相手に向かってシャンデリアにつかまって飛び蹴りを食らわせたんだよ。「これはすげえ芝居だな」って……(笑)。

秋元:芝居ですね(笑)。

タモリ:あの頃はすぐにケンカを売るんですよね、特に演劇関係の方々が。

秋元:あと映画(関係者)ですよね、中上健次さんとか長谷川和彦さんとか。その武勇伝に僕らは憧れていましたよね。

タモリ:うん、あれはわざとなのか……。

秋元:理由はないんでしょうね。あり余るエネルギーと、あそこの……ゴールデン街とか新宿2丁目、3丁目は、ある種の舞台みたいなものなんですよね。だから、花園神社でテントを張ったりしたんでしょうね。

タモリ:すぐ隣だもんね。だから、2丁目で俺と会った人は「大人しい」っていう印象があるらしいんですよ。だけど、大人しいんじゃなくて、あそこで何かやればケンカになるから。しかも、いっぺんケンカになりそうになったことがあったんで、俺は2丁目にはほとんど行かなかったし、大人しくしてた。

秋元:なるほど(笑)。でも、なんか惹き込まれましたね、新宿のサブカルチャーというか。街というのは香港の九龍城じゃないけど、雑多なほうが面白いですよね。整理されちゃうとつまらないじゃないですか。

タモリ:うん、そうなの。だから、もう駅前の開発はやめてほしいね。ぐちゃぐちゃっとしたところがいいので。

<番組概要>

番組名:TOKYO SPEAKEASY

放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00

番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/

番組公式X:@TokyoSpeakeasy