グランドデザインは6月4日、イオンが推進する次世代リテールメディア戦略における協業を開始したことを発表した。
両社は食品、飲料、日用品などの日用消費財(FMCG)メーカーを対象に、商品の市場進出や拡大を支援する「GTMプロジェクト」を始動する。
同プロジェクトは、従来の結果データである「何が売れたか(ID-POS)」に、「なぜ選ばれたか(購買動機)」というプロセスデータを掛け合わせ、デジタルからリアルの店頭までを一気通貫させる独自のプラットフォームを提供する。従来の広告枠販売や値引き促進とは一線を画し、商品の本質的な価値や愛用者の「なぜ好きなのか」という熱量を可視化して購買に繋げる持続的成長の支援を目指す。
プロジェクトでは、グランドデザインが持つAI技術などを融合した独自の仕組みを導入する。愛用者の脳内に言語化されずに眠っている商品価値を引き出す「動機収集ガッチャ!」や、未利用者の記憶に定着させる「体験広告ガッチャ!」を通じて、価値の伝達を阻む課題を突破する。
すでに40種類以上の商品で行った実証実験では、未購入客の意識を変容させる態度変容率が90%、全国配荷商品における購買転換率が10%を記録するなど、従来のバナー広告を凌ぐ高いパフォーマンスを確認している。このプロジェクトの実践フィールドとしては、イオングループ内での垂直的な深掘りと、他のお買い物メディアへの水平的な波及の2軸で展開する。
プロジェクトは、各ブランドの課題に合わせた個別設計の共創型で進められる。参画企業には、通年開催の合同勉強会への招待に加え、リスクなく効果を実感できるよう初期コストを抑えて市場検証ができる初期トライアル用の無料プランが用意した。さらに本格的な実証実験へ進む場合は、特別割引や運用支援が受けられる「イオンリテールメディア特別優待」が適用される。
募集数は第1期先着60ブランド限定。エントリー期間は6月30日まで、専用サイトで受け付けている。



