「Lemino」をより魅力的な映像配信サービスへ――WOWOWとNTTドコモは16日、ドコモが提供するエンターテインメント映像コンテンツ配信事業「Lemino」の発展・拡充を目的とした資本業務提携契約を締結したと発表した。
WOWOWの制作力とドコモの会員基盤を掛け合わせる
今回の資本業務提携では、WOWOWのコンテンツプロデュース力・制作力と、ドコモの豊富な会員基盤・アセットを掛け合わせ、「Lemino」をより魅力的な映像配信サービスへ進化させることを目指す。
WOWOWは長年にわたり、アーティスト、クリエイター、アスリートとのリレーションを構築し、オリジナルドラマの制作、音楽ライブ、スポーツ、映画、海外ドラマなど幅広いコンテンツの放送・配信を展開してきた。
一方、ドコモは2023年4月から、「感情でつながる」をコンセプトに、人気映画・ドラマ、独占配信オリジナル、韓流作品、スポーツ、音楽ライブなどを楽しめる「Lemino」を展開している。
両社は2025年11月から、映像事業の拡大と顧客提供価値の最大化を目指し、音楽ライブコンテンツの大幅拡充や、『北方謙三 水滸伝』など超大作オリジナルドラマの制作、人気スポーツコンテンツのさらなる充実に向けたコンテンツ分野の共同調達・共同制作・相互提供などで業務提携を進めてきた。今回の資本業務提携により、両社の関係をさらに深める狙いだ。
コンテンツ拡充、デジタル×リアル体験、IP創出へ
資本業務提携における取り組みとして、まず「Lemino」のコンテンツラインナップを大幅に拡充する。音楽ライブコンテンツの強化、超大作オリジナルドラマの制作、人気スポーツコンテンツの充実など、利用者の期待を超えるラインナップの実現を目指す。
また、ドコモのベニューや多様なアセットの活用を検討し、映像配信にとどまらない、デジタルとリアルを横断した新たなエンターテインメント体験の提供も目指す。
さらに、両社の顧客基盤・チャネルを活用し、これまで以上に多くの利用者へ「Lemino」の魅力を届けるほか、アーティスト、クリエイター、アスリート、コンテンツホルダーとの共同成長を通じ、グローバルに展開できるIPの創出にも取り組む。
WOWOW51%、ドコモ49%の合弁会社に
提携の具体的な手順としては、WOWOWが新会社を設立し、ドコモが現在行っている「Lemino」を新会社へ吸収分割の方法で承継。その後、WOWOWが新会社株式の51%を取得し、同社をWOWOWおよびドコモの合弁会社とする。
出資比率はWOWOWが51%、ドコモが49%。また、資本業務提携の一環として、WOWOWはドコモに対し、第三者割当による新株式の発行を行う。これにより、両社が互いに資本関係を持ち、強固なパートナーシップを構築する。
資本業務提携で調達した資金は、「Lemino」のコンテンツ拡充および会員獲得マーケティングに充当し、サービスの競争力強化を図る。
今後のスケジュールとしては、新会社設立を17日に予定。「Lemino」の新会社への承継、合弁会社化、営業開始、第三者割当増資の払込は、10月1日を予定している。
【編集部MEMO】
『北方謙三 水滸伝』は、2月の放送・配信開始以降、試写会で満足度94.1%を記録したほか、WOWOWオンデマンドやLeminoのドラマランキングでも上位を獲得。SNS上でも続編を望む声が多数上がるなど、大きな反響を呼んだ。シリーズ続編が2027年に放送・配信開始予定となっている。

