人生の先輩である40代以上の職場の先輩や親世代は、若い頃のボーナスの使い方についてどう考えているのでしょうか。
年に数回のビッグイベントであるボーナスの支給。何に使うかを計画している時間は楽しいものですが、自由に使えるまとまったお金だからこそ、一歩間違えると後から手痛い反省をすることになりかねません。
人生の先輩である40代以上の職場の先輩や親世代は、若い頃のボーナスの使い方についてどう考えているのでしょうか。
今回は、40代以上の会社員をしているマイナビニュース会員301名を対象に「20代の頃のボーナス」に関するアンケートを実施。先輩たちが自身の経験から導き出した、今の20代が絶対に知っておくべき現実的なアドバイスを調査しました。
「今思えば後悔している」が約6割。多くの人が苦い経験を持つ結果に
まず、40代以上の先輩社員に、20代の頃のボーナスの使い方について振り返ってもらったところ、「ある」(59.7%)と回答した人が約6割にのぼる結果となりました。
実に過半数以上の先輩たちが、若い頃のボーナスの使い方に対して何かしらの苦い記憶や反省を抱えていることがわかります。そんな自らの経験を踏まえ、今の20代に向けて「これだけはやめておいた方がいい」と本気で思う使い方とは一体何なのでしょうか。
先輩からのアドバイス、最多は「ギャンブル」次いで「ボーナス払い前提」
今の20代に「これはやめておいた方がいい」と思うボーナスの使い方を聞いたところ、最も多かった回答は「ギャンブルに使う」で28.2%にのぼりました。
次いで「ボーナス払いを前提に買い物をする」は15.6%、「何に使ったかわからないまま消える」も14.3%と続いています。さらに「全額を衝動買いに使う」(10.6%)や「見栄のために高額な買い物をする」(10.6%)が同率で並び、「無理な投資をする」が9.3%、「特にない」が11.0%、「その他」が0.3%という結果となりました。
一攫千金を狙うような使い方はもちろんのこと、手元に入る前のお金をあてにした計画性のない買い物や、使途不明のままなんとなく消費してしまうことに対して、先輩たちから警鐘が鳴らされています。ここから見えてくるのは、「一瞬で何も残らず消える使い方をするな」という切実なメッセージかもしれません。
「投資やNISAも」「ボーナスをあてにしない」リアルで堅実な助言
アンケートの自由回答では、今の20代に向けて、ボーナスの使い方で「気を付けたほうがいいこと」や「やったほうがいいこと」など、非常に現実的かつ具体的なアドバイスが寄せられました。
「すべてを使わず少しは投資などに回した方が良いと思う」(59歳/男性/不動産)
「少なくてもいいのでNISA」(62歳/男性/システムインテグレータ)
「パチンコや競馬などに注ぎ込むのは控えたほうがいい」(45歳/男性/その他)
「ボーナスを当てにして買い物はしないほうがいい」(45歳/男性/建設・土木)
「半分は貯金をした方が良い」(46歳/男性/海運・鉄道・空輸・陸運)
「無駄遣いはしないほうがよい。20代を越すと、冠婚など祝い事で急な出費があるので貯えも大事」(62歳/女性/サービス その他)
「ボーナス払いはすすめない」(41歳/女性/医療・福祉・介護サービス)
「高額な出費はまわりに相談した方が良い」(58歳/女性/サービス その他)
生活費やローンのあてにしないリスク管理はもちろん、投資や貯金に回すといった手堅いアドバイスが並びます。特に「20代を越すと急な冠婚葬祭の出費がある」という具体的なライフステージの変化を見据えた声や、「高額な出費はまわりに相談すべき」という冷静なブレーキを勧める声は、失敗や苦労を重ねてきた先輩ならではの非常に重みのある言葉です。
完全な節約一辺倒ではない? 「若いうちしかできない経験に使え」という声も
しかし、先輩たちのアドバイスは決して「とにかく節約して貯め込め」という息苦しいものだけではありません。全く異なる視点からの貴重な助言も集まっています。
「自分の投資に使ったほうがよい」(49歳/男性/医療・福祉・介護サービス)
「体験できるものに使った方が良い」(45歳/女性/不動産)
「貯金するとか、投資に回すとかではなく、思うままに使ったほうが良いです。後のことは後で考えればよいのです」(63歳/男性/設計)
「本当に欲しいものは買うべきだ。年を取ると欲望が消えていく」(67歳/男性/その他)
「思い切り使いましょう」(57歳/女性/銀行)
「旅や美味しいものを食べたり経験に使うといいと思った」(48歳/女性/その他)
「若さと体力、そして時間があるうちだからこそ、旅や美味しいものなどの『経験』や『自己投資』に思い切り使うべき」という熱い振り返りです。「年を取ると欲望が消えていく」「後のことは後で考えればよい」という実体験に基づいた言葉からは、ただ通帳の数字を増やすだけでは得られない、若い頃の旺盛な好奇心や感性に投資することの価値が伝わってきます。
「貯めるか使うか」ではない、“何も残らない使い方”を避けるという共通項
今回の調査から、40代以上の先輩たちが今の20代に伝えたいボーナスの活かし方が見えてきました。
それは、「一円も使わずに貯金せよ」ということでも、逆に「欲のままに使い果たせ」ということでもありません。堅実な資産形成を勧める声も、旅行や体験などの経験を勧める声も、その根底にある共通のメッセージは「後になって“何も残らない”ような、中途半端で無計画な使い方だけは避けるべき」ということかもしれません。
ギャンブルや使途不明の浪費、手に入る前の先取り消費をグッとこらえ、自分の将来の資産になるもの、あるいは一生モノの思い出や経験になるものへと賢く配分する。これこそが、先輩たちの失敗談から現代の若手社員が学べる、最も価値のあるボーナスの生かし方と言えそうです。
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20代のボーナスに関するアンケート
調査時期: 2026年6月2日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 301名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
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