フジテレビは、新Webtoonレーベル「TOON8」(トゥーンエイト)を始動し、Webtoon業界へ本格参入する。5日から、第1弾作品『報復の暗殺人形(アサシンドール)』をLINEマンガで先行独占配信する。
ヒットメーカー4社とタッグ
「TOON8」は、フジテレビが立ち上げる新たなWebtoonレーベル。レーベル名には、Webtoonや漫画を想起させる“TOON”と、フジテレビを象徴する“8”を掛け合わせた。末広がりの“8”のイメージの通り、一つの物語が無限に広がり、やがて世界へと展開していく未来を表現している。
Webtoonは、スマートフォンに最適化された縦スクロール型・フルカラーの表現や、映像化・IP展開のしやすさから、グローバルで成長を続けるエンターテインメントとして注目されている。フジテレビは、長年の映像制作で培ってきたストーリーテリングの知見と、Webtoon業界の最前線を走る制作会社の企画・制作力を掛け合わせ、新たな物語創出に挑む。
今回タッグを組むのは、Webtoon業界をけん引する4社。男性向け現代バトルファンタジー分野でヒット作を持つナンバーナイン、バトルファンタジーで幅広い読者を引きつけるフーモア、恋愛作品で支持を集めるLOCKER ROOM、ロマンスファンタジーで女性読者を中心に支持されるC-Routeが参加する。
第1弾作品となる『報復の暗殺人形(アサシンドール)』は、フーモアが制作を担当。退役軍人のライオットを主人公にした復讐ファンタジーだ。
かつて「英雄」と呼ばれたライオットは、終戦と同時に姿を消し、辺境の村で孫と2人、穏やかな余生を過ごしていた。しかし、天才魔道具職人でもある彼が作り出す魔道具は、国家をも滅ぼしかねない禁忌の「ミシックアイテム」。それを狙う者たちにより、最愛の孫ともども命を奪われてしまう。
死の間際、ライオットは禁忌のスキルで最強の魔道人形「レイ」へと魂を移し、若き姿で蘇る。「行動には責任が伴う。それを今――教えてやろう」。老練の魂を宿した無慈悲な人形が、すべてを奪った者たちを地獄へ突き落としていく。
「1つの物語を多角的に届けるプロジェクト」
フジテレビIP事業部の坂上真倫氏は「縦スクロール・フルカラーというWebtoon独自の読書体験は、20代・30代を中心に日本の読者にも定着しつつあります」とした上で、「そのような市場において、フジテレビが長年培ってきたストーリーテリングの力と、業界最前線を走る4社の卓越した制作力を掛け合わせることに大きな可能性を感じています」と期待を寄せる。
さらに、「『TOON8』は単なるWebtoonレーベルにとどまらず、音楽・番組・イベントと連動した、1つの物語を多角的に届けるプロジェクトです。このプロジェクトから生まれる新たなIPにぜひご期待ください」と呼びかけている。
第2弾以降も順次配信
第2弾作品は、ナンバーナイン制作の『刀神ハイスクール』で、7月配信予定。第3弾はLOCKER ROOM制作の『人質妻は離婚したい』で8月配信予定、第4弾はC-Route制作の『対価を払ったら未来が変わりました』で9月配信予定となっている。
フジテレビは今後、「TOON8」を通じて、放送・配信・イベント・音楽・SNS展開など、既存の枠組みにとらわれないIP開発に取り組み、Webtoonから生まれる物語を起点に、国内外の読者へ新たなエンターテインメント体験を届けていくとしている。

