ローソンは5月18日、ナチュラルローソン店内のオーブンで惣菜や軽食を焼き上げる「焼きデリ」の新商品8種を発表し、5月19日から6月30日にかけて順次発売する。同時に店内調理ブランド「ナチュローキッチン」を始動させ、店内焼成カテゴリの拡大を目指す。
30~60代女性に支持されるインストアベーカリー
2001年7月11日、コンビニ業界初の健康サポート特化型店舗としてオープンした「ナチュラルローソン」。2026年4月末時点で東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に134店舗を展開しており、まもなく1号店オープンから25年が経過する。
ナチュラルローソンは、2002年に焼きたてパン、2011年に減塩おにぎり、2016年にカフェインレスコーヒー、2019年にプロテインなど、業界に先駆けて健康志向の商品を開発してきた。またSDGsとして紙製容器、木製スプーンや紙袋入り割箸などもローソンに先駆けて展開している。
こういった取り組みはのちに全国のローソンにも拡大されており、ナチュラルローソンは言わばローソンのラボ的な存在と言える。その特長から、健康的な生活習慣や社会貢献への意識が高い、30~60代を中心とした女性ユーザーが主な支持層となっている。
とくに高い評価を受けているのが、店内に設置したスチームコンベクションオーブンで焼き上げるインストアベーカリーだ。現在110店舗で展開され、25商品が販売されている
ナチュラルローソン商品部 シニアマネジャーの東條仁美氏は「昨今の物価高の中で節約志向が強まっていますが、焼きたてパンは高付加価値商品として人気が高まっています」と言及。実際、インストアベーカリーの売上高は前年対比で115%と大きく伸長しているという。
ナチュローキッチンから「焼きデリ」新商品が一挙に8品登場
そんなナチュラルローソンが2026年より始動させたのが店内調理ブランド「ナチュローキッチン」だ。“ココロとカラダを満たす、ぬくもりのおもてなし”をコンセプトとし、20~40代をメインターゲットとして店内焼成カテゴリ約4割増を目指す。
ラインアップの中心となるのは、焼きたてパンや焼きデリ(惣菜)となり、6月末までに8品を順次発売する。今後、弁当や調理パンなどのラインアップも検討しているという。
4月28日発売済
- 台湾屋台 胡椒餅風 265円(税込)
5月19日発売済
- 海老にらまんじゅう 238円(税込)
- 焼小籠包 286円(税込)
5月26日発売
- 2層仕立てのスイートポテト 211円(税込)
6月9日発売
- ミートパイ 497円(税込)
- スペイン風オムレツ 270円(税込)
6月16日発売
- イカと3種野菜のもちもちミニチヂミ 225円(税込)
6月30日発売
- ほうれん草とベーコンのキッシュ 451円(税込)
- ホットク (あんこ) 343円(税込)
ナチュラルローソン商品部 シニアマーチャンダイザーの山﨑敦史氏は、「現代人の食の要望はふたつあると捉えています。ひとつは駅ナカなどの惣菜店舗などの“利便性”、もうひとつは簡単手軽に美味しいものが食べたいという“即食性”です。このふたつに沿ってトレンド感のある商品を展開することでお客さまのニーズを生み出すことができるのではないかと考えました」と、「焼きデリ」を展開する経緯について語る。
またナチュラルローソンは2026年から新型什器の導入を順次進めており、一部店舗では新型オーブン導入も予定。これまでのインストアベーカリー同様、昼と夕方の時間帯を狙い、出来たての味を届けていくという。
“店内で焼き上げる”という価値にこだわった商品を展開するナチュラルローソンの「焼きデリ」。物価が高騰するなかで、店内調理という付加価値はどのような反応を生むのだろうか。ナチュローキッチンの今後に注目したい。














