TBSの編成戦略が、数字に表れ始めているようだ。14日に公表されたTBSホールディングスの2025年度決算資料では、同局の重点ターゲットとなっている男女4~59歳の個人視聴率「LTV4-59」で、全日・ゴールデン・プライムが前年を上回ったことを報告。火曜・水曜を中心に“強い曜日”が増え、朝の情報番組『THE TIME,』もリブランディングによって視聴率を伸ばしている。
25年度のTBSのLTV4-59視聴率は、全日1.9%で前年差0.1ポイント増、ゴールデン3.9%で0.3ポイント増、プライム3.7%で0.2ポイント増。ノンプライムは1.3%で前年並みとなった。PUT(全局視聴率)がいずれの時間帯も前年を下回る中、TBSは主要時間帯で前年を上回った。
同局では、編成戦略の成果として「強い曜日の増加」を挙げている。火曜は19時台『THE神業チャレンジ』が前年差0.3ポイント増、20時台『バナナサンド』が0.6ポイント増、21時台『マツコの知らない世界』が0.3ポイント増と上昇。22時台の火曜ドラマは、4ドラマ平均で前年並みを維持した。
水曜も好調で、19時台『世界くらべてみたら』が前年差0.8ポイント増、20時台『巷のウワサ大検証! それって実際どうなの会』が0.6ポイント増、21時台『ニノなのに』が1.1ポイント増、22時台『水曜日のダウンタウン』が0.5ポイント増を記録。ゴールデン・プライム帯において、火曜・水曜を中心に番組の流れを強化できていることがうかがえる。
朝の帯番組でも改善が見られた。『THE TIME,』は6時台が前年差0.1ポイント増、7時台が0.2ポイント増。リブランディングを行い、視聴者の声に向き合う番組構成へ変更したことにより、着実に視聴率が上昇していると評価した。
さらに、昨年9月の『東京2025世界陸上』の成功も大きなトピックとして紹介。ゴールデン帯7.4%、プライム帯7.5%、累計視聴人数7,977万人を記録し、陸上に関心の薄い層をも巻き込んだ。
電通スポーツ未来研究所「『東京2025世界陸上』の観戦実態・メディア接触調査」によると、「あなたが『東京2025世界陸上』に関して、情報に触れたものをすべてお知らせください」という質問で、「テレビの試合中継/告知」が71.9%、「スポーツニュース番組」が50.8%に達し、地上波テレビの圧倒的なリーチ力を示した。
視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区。



