フジテレビの清水賢治社長が12日、東京・台場の同局本社で取材に応じ、4月改編の手応えについて語った。平日朝から夕方までの14時間生放送体制、ゴールデン・プライム帯の新番組投入、既存番組のリニューアルなど大幅改編に踏み切ったが、清水社長は「おかげさまでフジテレビの4月スタートは好調です」と述べ、視聴率、広告セールスともに回復傾向にあることをアピールした。

  • フジテレビの清水賢治社長

    フジテレビの清水賢治社長

改編から1カ月あまりの段階ながら、平日帯番組では、朝の情報番組『めざましテレビ』や、拡大した『ノンストップ!』のコアターゲット視聴率が「4月改編以降、上昇傾向にあります」と手応えを語った清水社長。

土曜についても「『新しいカギ』『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』『土曜プレミアム』が好調です」と評価。直近では「4週連続でコアターゲットで三冠」となったことを明かし、週末のゴールデン・プライム帯でも成果が出始めているとした。

一方で、「改編から1カ月のタイミングで評価するにはまだ早いと思います」と慎重な見方も示しつつ、「引き続き一つでも多くのヒットコンテンツを生み出していきたいと思っています」と、今後への意欲を述べた。

広告収入についても、回復基調に。放送収入のうちタイム収入について「ベースとなる4月改編で、広告主のニーズに応える戦略的営業により、『めざましテレビ』第2部や月9ドラマなど比較的高単価なCM枠が完売したほか、大多数のCM枠をセールスするに至りました」と説明した。

スポット収入についても、「東京地区でのシェアを着実に回復しており、(中居正広氏に関する)事案前と比べて遜色ない割合にまで回復しつつあります」と述べた。4月は東京エリア全体が前年同期100%に届かない中で、フジテレビは前年同期90%台中盤まで回復。5月についても「前年同期100%を目指せる状況」とした。

ただ、イラン情勢などの影響もあり、広告主側にやや慎重な動きが見られる市場環境も踏まえながら、引き続きセールスを展開していく考えを示した。