「この15年、芸人界は西野と同じことを10年遅れでやっている」と熱弁する西野亮廣に、高比良くるまが“ある違和感”を指摘すると、西野本人も思わず「ワァオ!」とうなる展開に――。

12日に放送されたテレビ朝日のバラエティ番組『永野&くるまのひっかかりニーチェ』(火曜24:45~)では、キングコング・西野亮廣がゲスト出演。「芸人はなぜキングコング西野に生き延び方を聞いてこないのか」というテーマを持ち込み、永野、くるまと“芸人界の未来”について語り合った。

  • (左から)永野、西野亮廣

    (左から)永野、西野亮廣

冒頭、永野は「そもそも西野くんへのリスペクトがある」と切り出し、「10年前に“今後、テレビは横の時代から縦の時代が来る。1人の人間にクローズアップする縦の時代が来る。永野さん面白いから永野さんの時代は来ます”って言われた。本当にそういう時代になっていったから」と回顧。それには深くうなずいた高比良が、永野を「めちゃくちゃ同じ道をたどってる。ロングトークして、映画撮って、世界行ってみたり」と語れば、永野は「西野の子なんです。俺がプペル」と笑わせた。

そんな永野に対し、西野は「この10年15年の芸能界、シンプルにみんな西野と同じことを10年遅れでやってます」と断言。2012年にクラウドファンディングを始めた当時を振り返り、「クラウドファンディングって詐欺でしょ?ってめっちゃ炎上した」と語った。

さらに西野は「西野が作ったルールをみんなやってるんです」と主張。「絵本無料公開なんて、“あれはよくない”“買う人いなくなる”って大炎上しました。『ミヤネ屋』でも30~40分特集されました」と振り返った。

その一方で、「でも今みんなやってる」と指摘。「アニメでも新シーズン始まる時、前シーズン全部無料公開するじゃないですか。“一回無料で見せて、そこから買ってもらう”。これ全部西野です」と胸を張った。

また、オンラインサロンについても「タレントほぼやってます。あれ僕です」と主張。「オンラインサロンという選択肢を持った方がいいって言ったの、僕なんです」と熱弁した。

大方は同意した高比良だったが、「西野さんが先取りして思いついたことを、嫌われてない人にやらせればいいじゃないですか。西野さんがやるから言われる」と指摘。すると西野は「それは分かる。僕も考えたことあった」と納得した様子で、「僕が時代を進めたのか、それとも僕が時代を遅らせたのか」と大局的な視点で語る。

さらに高比良は「西野さんは先取りして、新しく始めて、それをうまくいかせてるけど、お金持ちになってる感じがしない」と分析。「ある程度はあるけど、みんなのために使っちゃってるから、分かりやすく憧れられない」と指摘する。

これに西野は「オンラインサロンのお金、僕1円も使ってないんですよ。すべてプロジェクトに入れてる」と明かし、「豪遊して豪邸に住んで“オンラインサロン儲かりまっせ”ってやってたら、もっとみんな始めやすかった」と苦笑いを浮かべた。

また、永野は西野を“マイケル・ジャクソン”に例え、「マイケルも15年ぐらい指さされてた。でも亡くなった途端、みんな“好きだった”って言い出した」とコメント。続けて「西野は生きてる間は評価されない気がしてきた。プペルは、西野が亡くなってから星のように輝く」と語り、「いい意味で、なるべく早く死んだ方がいい」と極論を展開。スタジオを騒然とさせた。

永野は「西野が生きてることを当たり前と思うな」と熱弁。最後は、高比良が「西の空に沈む」と“哲学的”にまとめた。

【編集部MEMO】
西野亮廣は、1980年兵庫県生まれ。著書は、絵本に『Dr.インクの星空キネマ』『ジップ& キャンディ ロボットたちのクリスマス』『オルゴールワールド』『えんとつ町のプペル』『ほんやのポンチョ』『チックタック~約束の時計台~』『みにくいマルコ』、小説に『グッド・ コマーシャル』、ビジネス書に『魔法のコンパス』『革命のファンファーレ』『バカとつき合うな』(堀江貴文氏と共著)『新世界』『ゴミ人間』『夢と金』などがある。 2020年12月に公開された映画『えんとつ町のプペル』では脚本・製作総指揮を務め、日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞、アヌシー国際アニメーション映画祭長編映画部門ノミネートなど海外でも高く評価される。