京阪ホールディングスは12日、中期経営計画「真価を磨く 2028」を発表した。鉄道事業における施策のひとつとして、観光列車の導入を検討するほか、8000系の後継車両について、2030年代の導入を見据えた計画を策定すると明記した。
8000系は1989年に登場した京阪電気鉄道の特急車両。1997年以降にダブルデッカー車を新造・増結したほか、2017年に中間車1両(6号車)を座席指定の有料特別車両「プレミアムカー」に改造するなど、京阪特急の象徴的存在として運用され続けている。
一方で、デビューから35年以上が経過したこともあり、今後の動向が注目されていた。2026~2028年度を対象とした今回の中期経営計画で、「後継車両」の導入検討が示されたことにより、京阪特急の次世代車両に向けた具体的な準備が始まる可能性がある。
あわせて観光列車の導入検討にも言及。京阪グループは京都方面の観光輸送に強みを持ち、近年は「プレミアムカー」による着席サービス強化なども進めている。観光列車や8000系「後継車両」の導入により、インバウンドを含む観光需要への対応に加え、京阪ブランドのさらなる強化につなげる可能性も考えられる。なお、現時点で観光列車および8000系「後継車両」の仕様、導入時期などの詳細は明らかにしていない。

