「何か社会に役に立つことができたらいいなと思っています」――。黒島結菜が、映画『未来』公開への思いを語った。作品を通して「今の社会について考える時間になったら」と願いを込めた。

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映画『未来』を通して「何か社会に役に立つことができたらいいな」

映画『未来』公開記念舞台挨拶が8日に都内で行われ、黒島結菜、山﨑七海、細田佳央太、近藤華、北川景子、瀬々敬久監督、湊かなえ氏が登壇。進行を奥浜レイラが務めた。

奥浜から「撮影中だけではなく、プロモーション期間を通しても、かなり長く本作と向き合ってこられたかなと思うのですが、こうして公開日を迎えて、改めてどんなお気持ちですか?」と聞かれ、黒島は「撮影から思うと本当に長かったなと思うのですが、『未来』という作品を通して少しずつ時間を過ごしていく中で、改めてこの映画で伝えたいことを自分自身が再確認できた時間でもあったので、すごくいい1年半を過ごすことができました」と回想。「そして、こうして皆さんについに観ていただくことができるのは本当にうれしいことですし、この作品を通して、何か社会に役に立つことができたらいいなと思っています」と話した。

また、イベントの最後に、黒島は「(このイベント中に)瀬々さんがおっしゃったとおり、何度も観ることができる作品になっていると思います。そして、家族であったり、近くにいる人とぜひ共有してほしい映画になっているので、1人でもいいけど、お友達や家族を誘ってみんなで観てもらいたいなと思います。(イベントは)今日この30分くらいの時間でしたが、未来、今の社会について考える時間になったらいいなと思いますし、映画に描かれている問題であったり、戦争であったり、この社会で起こっているいろんなことは、私たちみんなで変えていかなきゃいけないことだと思う」としながら、「みんなでいい未来を作っていきましょう。今日は本当にありがとうございました」と伝えていた。

今作で黒島は、複雑な家庭環境で育った教師で、隠し続けている過去を持つ篠宮真唯子役を演じている。

映画『未来』ストーリー

複雑な家庭環境で育ちながらも、祖母の期待に応えて教師になるという夢を叶えた真唯子(黒島結菜)。彼女の教え子・章子(山﨑七海)のもとにある日、一通の手紙が届く。差出人は――「20年後のわたし」。

半信半疑のまま返事を書くことで、父を亡くした悲しみや、心を閉ざした母との孤独な日々に耐えていた章子だが、母の新しい恋人からの暴力、壮絶ないじめ、そして信じがたい事実が彼女を容赦なく追い詰めていく。深い絶望の中、章子は唯一心を通わせる友人・亜里沙と「親を殺す」という禁断の計画を立てるのだった。

そんな章子を救おうと真唯子は、残酷な現実と社会の理不尽さに押しつぶされそうになりながら、それでも手を差し伸べようとするが――。

誰もが過酷な運命に吞み込まれようとする中で、「未来のわたし」からの手紙が導くのは、希望か。それとも、さらなる絶望か――。