東武鉄道は30日、鉄道事業で2026年度に総額655億円の設備投資を行うと発表した。車両に関して、東上線に新型車両90000系を導入するほか、亀戸線・大師線向け新型車両1000系の製作も推進。東武アーバンパークライン(野田線)で80000系増備と60000系リニューアルを進める。

  • 東上線の新型車両90000系。今夏以降に順次導入する

    東上線の新型車両90000系。今夏以降に順次導入する

東上線の新型車両90000系は2026年夏以降に順次導入を計画している。エクステリアは高瀬舟の船底から着想し、前面下部から反り上がるように丸みを持たせた大胆な先頭形状を採用。インテリアは座席端部の仕切り板などをガラス化するほか、乗降用ドアの窓を従来車両より床方向へ拡大することで、車内空間をより開放的にした。90000系について、2026年度は20両(10両編成×2編成)の車両製作を進めるとしている。

亀戸線・大師線向け新型車両1000系は、自動運転に対応した通勤型車両として、2027年以降に順次導入を計画している。エクステリアは自然界で最も安定した形状とされる六角形をモチーフに採用。先進性を追求しつつも安全を最優先する東武鉄道の姿勢を視覚的にも示す造形とすることで、安心して乗れる車両であることを表現した。

  • 新型車両90000系のインテリア

    新型車両90000系のインテリア

  • 亀戸線・大師線向け新型車両1000系の外観イメージ

    亀戸線・大師線向け新型車両1000系の外観イメージ

  • 新型車両1000系のインテリアイメージ

    新型車両1000系のインテリアイメージ

大師線の自動運転実現に向けて、これまでの検証結果を踏まえ、今後の本格的な検証に必要な自動運転に対応した保安装置や各種センサなどを搭載。利用者に快適な車内空間を提供し、サービス向上を図る。1000系は2026年度、2編成4両の車両製作を進めるとのこと。

東武アーバンパークライン(野田線)では、2025年度末までに14編成(80000系9編成、60000系5編成)が運行しており、2026年度に80000系5編成の増備と60000系5編成のリニューアル工事を進める。60000系リニューアルで、80000系に設置したこども連れ利用者向スペース「たのしーと」を設置するなど、こどもやその家族が快適に過ごせるように配慮するという。