西武鉄道は16日、狭山線の一部列車で6月27日からワンマン運転を実施すると発表した。ワンマン列車の使用車両は「サステナ車両」7000系(元東急電鉄9000系)。このワンマン運転はJR東日本との技術協力によって実現したとのこと。

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    西武狭山線に「サステナ車両」7000系を導入。6月27日からワンマン運転を開始する

ワンマン運転は狭山線の西所沢~西武球場前駅間(4.2km)で、4両編成の列車(一部列車を除く)を対象に6月27日から実施。ベルーナドームでのプロ野球や各種イベント開催時など、多客が見込まれる時間帯に運転する8~10両編成の列車は対象外とする。

西武鉄道とJR東日本は、スマートな事業運営の加速を目的として、2022年9月28日に鉄道技術分野における覚書を締結。西武鉄道では2024年度から、JR東日本で導入している車載ホームモニタシステム(車両完結式)と、乗客の車両への接近を検知するシステムの導入に向けた準備を進めてきた。狭山線でのワンマン運転開始に合わせて導入するとのこと。

ワンマン運転で使用する「サステナ車両」7000系は車体側面にカメラを設置。撮影した画像に対して画像認識技術を用い、検知対象エリア内に人物を検知した場合に乗務員へ通知するシステムを導入している。AIの機械学習を通じ、検知性能と安全性の向上を図る。

  • <!-- Original start --></picture></span>車体側面に設置した車側カメラ<!-- Original end -->

    車体側面に設置した車側カメラ

  • <!-- Original start --></picture></span>利用者の車両への接近を検知するシステム(イメージ)<!-- Original end -->

    利用者の車両への接近を検知するシステム(イメージ)

ホーム上で利用者および列車運行への危険がある場合に運転士へ知らせる列車非常通報装置も搭載。非常通報ボタンを押すとランプが点滅し、ブザーが鳴動する。防護無線方式は近傍の列車に警報音を鳴動させ、表示灯方式は非常灯が交互点滅し、同時に警報音が鳴動する。

車内での異常発生を乗務員に知らせる車内非常通報装置は、一部を除き各車両2~3カ所設置。乗務員と直接通話することも一部車両で可能となっている。車内の設置場所をよりわかりやすくするため、装置本体と付近にSOSシールを貼付する。

車内の防犯対策と安全性向上を目的とした車内防犯カメラの整備を推進しており、2025年度までにすべての車両への設置が完了。引き続き、記録式カメラからリアルタイムに映像を確認できる通信式カメラへの置き換えを進めていくとしている。