ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)開幕の熱狂が、テレビへの“視線”を大きく動かしたREVISIOが発表した、テレビ画面に視線を向けていた人の割合がわかる「注目度」の週間番組ランキング(3月2日~8日)では、日本戦と時間が重なった報道番組が上位に浮上した。

  • WBC東京プールが開催された東京ドーム

    WBC東京プールが開催された東京ドーム

中東情勢も報道番組への関心高める

この週は、WBC開幕の興奮がランキングを大きく動かした1週間となった。個人全体で7位(63.1%)に入った『有働Times』(テレビ朝日)は、1次ラウンドC組・日本対オーストラリア戦と放送時間が重なり、4対3の逆転勝ちで開幕3連勝を決めた試合の行方を追う視聴者の視線を集めている。

今大会はNetflixが試合を独占配信しており、地上波の報道番組は中継映像を自由に扱えない状況だった。そうした制約の中で番組は、CG技術を駆使した打席や走塁の状況図、各地の観戦会場から届くファンの歓声、さらに60年ぶりの天覧試合という歴史的背景を交えた解説など、多角的な切り口で試合の臨場感を伝えている。

テレビ朝日の報道番組はこのほかにも『ANNスーパーJチャンネル』(4位・58.4%)、『サタデーステーション』(6位・57.5%)がコア視聴層で上位に並び、WBCへの関心の高さがうかがえる。2月末から続く米国・イスラエルによるイラン攻撃も視聴者の関心を高めており、報道番組の注目度を押し上げた要因と言えるだろう。

  • コア視聴層ランキング

    コア視聴層ランキング

  • 個人全体ランキング

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「ザッコク」最後の戦いに“くぎづけ”

個人全体で3位、注目度66.8%を記録したのは、3月5日に最終回を迎えたテレビ朝日の『おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-』。松嶋菜々子演じる国税局調査官・米田正子が率いる「ザッコク」の最後の戦いが描かれ、多くの視聴者の視線を集めた。

最終回では、政界からの圧力によりザッコク解体が決定する中、メンバーたちは残された1カ月で鷹羽家の裏金の核心に迫る。元国税局職員から政治家に転身した灰島直哉(勝村政信)と、さとやま信用組合理事長の佐古田蔵之介(井上順)が手を組み、隠し財産を移動させようとしていることが判明。新潟の祭りに紛れて米俵で埋蔵金を運び出すという大胆な手口を、正子たちが突き止める展開となっている。

物語の鍵を握っていたのは、正子の父・田次(寺尾聰)だった。謎めいた行動を続けてきた父の真の目的がついに明かされ、親子の対峙(たいじ)が物語のクライマックスを飾っている。最終的に埋蔵金11億円を発見したザッコクは、解体どころか「課」への格上げを勝ち取った。

SNS上では「ラストシーンで最高な展開についつい嬉しくて叫んじゃいました」と興奮の声が上がり、「次期に期待、メンバーもこのままで居て欲しい」と続編を望む反応が多く見られた。