4月から『シューイチ』MCとなる黒田アナは、すでに番組見学にも参加。そこで受けた印象は、「カルチャーショック」だったという。

「『シューイチ』は本当に自由で温かい番組。打ち合わせの時から、お茶を飲んだりお菓子を食べたりしながら臨んでいて」

その空気感について、前任の岩田絵里奈アナからは「『シューイチ』はいい意味で学級崩壊してるから、委員長として律してほしい」という、印象的なアドバイスを受けたそうだ。

中山秀征から聞いたのは、「出演者やスタッフの“好き”や“やりたい”を否定せず、まずは“いいね、やってみよう”と言って企画にすることを大事にしている」という番組作りの姿勢。その言葉に背中を押され、黒田アナも自分の“好き”を番組に持ち込みたいと話した。

「私は週に1回、2回ぐらい劇場に通うくらいお笑いが好きだったり、食に関する資格を取得中だったりするので、自分の好きなことが何とか企画に生かせないかなと考えています」

広島で生まれ育ったものとして…

そんな3人に、「これまでの経験を新しい番組にどう持ち込むか」という質問をぶつけてみた。

石川アナは、広島出身である自身の原点に触れ、「祖父も戦争を経験しておりまして、広島で生まれ育った者として、戦争というテーマを深く学びながら伝え続けていくことは使命のように感じています」と回答。『バンキシャ!』という週1回の深掘り番組だからこそ、平和や戦争というテーマにじっくり向き合いたいという思いがあるようだ。

後呂アナは、“街に出て聞く力”を挙げた。視聴者に近い距離で声を拾ってきた経験を、『DayDay.』でも企画に落とし込みたいという。

黒田アナは、お笑い分野への強みとともに、能登半島地震の取材やボランティア経験にも言及。「『DayDay.』にいた時に武田さんと能登半島地震の取材に行かせていただいたことや、プライベートで輪島にボランティアに行かせていただいたこともありました。心を被災地に寄せ続けるという意味で、そういった取材も『シューイチ』で行ってみたいなと思っています」と意欲を見せた。

「守る」「探究心」「二刀流」

最後に求められたのは、「私はこんなMCになります」という決意表明。後呂アナが掲げたのは、「守れるMC」だ。

「もし番組で間違った情報が入ってしまった時や、誰かを傷つけてしまうような発言が出てしまった時に、番組も、その誰かのことも守れるのが自分なんだという気持ちで担当している、と水卜(麻美)アナに教えていただきました。自分一人ではハードルが高いですが、チーム一丸となりながら、番組を、そして見ている方を守れるMCになりたいです」

石川アナは、「探究型MC」。

「『ZIP!』や『DayDay.』のようなデイリー番組とは違って、『バンキシャ!』は週に一度、ニュースを深く掘り下げる番組です。独自の視点を大切にしながら、探究心を忘れずに、自らも学び続けてニュースと向き合っていきたいと思います」

黒田アナは、「二刀流MC」という表現を選んだ。

「(中山)秀さんの著書に、『長寿番組の共通する姿勢』として“軸を変えない信念と、軸以外を変える柔軟性”という言葉がありました。『シューイチ』の温かさという軸を大切にしながら、私が参加することで新しい風も吹かせたい。二刀流としてしっかり頑張っていきたいと思っています」