「この時点で“負けのレール”に乗っていると思った」――昨年現役を引退した元侍ジャパンの主砲・中田翔が、ABCテレビ『これ余談なんですけど・・・』(毎週水曜23:10~24:17)で自身の引退を決意した瞬間を振り返った。腰の痛みに悩まされながらプレーを続けるなか、2軍で見た若手選手のフリーバッティング。そのとき自分の中に芽生えた“ある感情”が、長年戦い続けてきたプロ野球人生の終わりを意識させたという。

中田翔

中田翔

かまいたちとスペシャルなゲストが、気になるトピックから生まれる「余談」を楽しむABCテレビ『これ余談なんですけど・・・』。4日の放送には、元侍ジャパンの主砲で昨年現役を引退した中田が出演。現役生活の終わりを決意した“ある瞬間”について語った。

番組では引退を決めた理由について質問が及び、中田は「最後の2~3年はずっと腰の痛みに悩まされながら、かばいながら野球をするので、スイングスピードも落ちていた」と振り返った。

腰の影響で2軍に降格した際、若手選手のフリーバッティングを見る中で、ある心境の変化があったという。

「若い子たちのフリーバッティングを見ていて、純粋に『この選手すごいな』『あそこまで飛ばすんだ』と思っている自分にふと気づいたときに、その時点で“負けのレール”に乗ってしまっていると思った」

これまでの野球人生では、そうした感覚を抱いたことはなかったと語る中田。日本ハム時代にチームメイトだった大谷翔平に対しても、常に対抗心を持っていたという。

「例えば大谷翔平選手が入ってきて、1年目で結構飛ばしていたんですけど、『芯に当たったら、俺の方が飛ぶ』と思っていた。ずっとそのスタイルでやってきていた自分が、純粋に人を『すごいな』という目で見てしまっていたことで、引退をリアルに考えた瞬間だった」

中田は、トップアスリートとして戦い続けてきたからこそ感じた、引退を意識した瞬間を静かに振り返っていた。

【編集部MEMO】
『これ余談なんですけど…』は、かまいたちとゲストの「これ余談なんですけど…」のひと言をきっかけに、テーマとは全く関係のないなんでもありの“余談トーク”を繰り広げていくトークバラエティ。2021年1月より半年間火曜深夜に放送され、2022年11月からABCテレビの歴史ある枠「ナイトinナイト」へ仲間入りした。