「これ、初めて言うんですけど……」
そう前置きして口にしたのは、お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史がこれまで公にしてこなかった、雪山での“あわや遭難”体験だった。
スノーボード中、コースを外れ、新雪の中へ――。携帯の充電は残りわずか、周囲に人影もなく、日も暮れ始める。極限状態のなかで岡村が感じていたのは、命の危険だけではなかった。19日深夜、ニッポン放送『ナインティナインのオールナイトニッポン』(毎週木曜25:00~27:00)で当時の心境を語った。
「俺らがここにいることは誰も知らない」「見つけてもらえんのかな?」
「これ初めて言うんだけど……」と切り出した岡村は、「俺、スノボが結構好きで。毎年行ってる時期があってんけど。コースを外れたのか、新雪のところにどんどん入って行って。軽く遭難じゃないけど、1回あんねん。メイクさんと2人で」と告白。立ち入り禁止のロープもなく、新雪の中を進んで行ったが、「フカフカ過ぎてスノボが止まってしまって。雪も深かったから、スノボをかついで歩き出してんけど。なんか谷みたいになってて、川みたいなのも流れてて……」と振り返った。
さらに、携帯の充電も数パーセントしかなく、「電話が1回かけられるかかけられないか」という危機的状況に。当時は3人で滑っており、1人が先に降りていたため、「俺らがもし帰ってけえへんかったら、その人が誰かに言ってくれる」と期待しつつも、周囲に人はおらず、リフトも停止。日も暮れはじめ、「俺らがここにいることは誰も知らない」「見つけてもらえんのかな?」と遭難の恐怖にかられていたという。
そんな状況の中、岡村は、もう1つの“恐怖”を感じていたそうで、「捜索願みたいなのを出されて。マスコミの方に頭を下げて、“すみませんでした。ルートを外れてしまって申し訳ございませんでした”って言わなあかんのかな? と思って」「これはもうエラい怒られるぞ。二度とスノボでけへんやろうなって」と胸中を吐露。「あれってめっちゃ思うやん。遊びに行ってて、なんで助けてもらうねん!? みたいな」と苦笑した。
その後、なんとかリフト乗り場までたどり着き、スノーモービルで滑走コースまで連れて行ってもらったという岡村。遭難はまぬがれたものの、「助けてくれ! とも言われへんし。そうなったら、大事になるし。そういうのばっかり考えてた。スノボウェアのまま、パシャパシャパシャって写真撮られて。“このたびは本当に……”って頭下げて」と“謝罪会見”の妄想が止まらなかったようで、「“岡村、遭難!”みたいなことになってもあれやから……。一言も発さず、ゴーグルを一切取らず」と打ち明けていた。
なお同番組は、Spotifyのほか、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。
【編集部MEMO】
ナインティナインがパーソナリティを務め、ニッポン放送をキーステーションに全国36局ネットで生放送中のラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』。スペシャルウィークではゲストを招いてトークを繰り広げるほか、様々な企画も用意している。
