2021年に配信され、世界的なブームを巻き起こしたNetflixシリーズ「イカゲーム」。その世界観を体験できる「渋谷リアル・イカゲーム」が、渋谷フクラス内・東急プラザ渋谷3階でオープンした。

  • 「渋谷リアル・イカゲーム」

    「渋谷リアル・イカゲーム」

世界を回った「リアル・イカゲーム」がついに日本上陸

同イベントは、すでにロンドン、ニューヨーク、マドリード、ロサンゼルス、シドニー、ソウル(聖水洞)などで開催されており、日本は今回が初上陸となる。オープン日の前日には、Kingsmen CreativesのAnthoni Chong氏と、東急不動産の中村賢氏が登壇し、「渋谷リアル・イカゲーム」開催への思いなどを語った。

  • 左:中村賢氏 右:Anthoni Chong氏

    左:中村賢氏 右:Anthoni Chong氏

まずChong氏は、「これまではスクリーンを通して『イカゲーム』を楽しんでいただいていたと思いますが、今度は現実世界で体験することができます」「『イカゲーム』のファンだけでなく、ぜひ新しい方にも『イカゲーム』の世界を楽しんでもらえればと思います」と語った。

次に中村氏が登壇し、「渋谷駅から半径2.5キロ圏内を“広域渋谷圏”と名付け、賑わいづくりを進めています。我々は不動産デベロッパー、まちづくりの会社です。ただ、建物だけでなく、新たな体験価値を提供すること、生み出すことにも力を入れています」と説明。続けて、「東急プラザ渋谷3階というフロアを、『渋谷リアル・イカゲーム』を皮切りに、さまざまな体験ができる場にしていきたいです」と今後の抱負も語った。

  • Kingsmen Creatives Anthoni Chong氏

    Kingsmen Creatives Anthoni Chong氏

  • 東急不動産 都市事業ユニット 渋谷事業本部 渋谷運営事業部 統括部長中村賢氏

    東急不動産 都市事業ユニット 渋谷事業本部 渋谷運営事業部 統括部長中村賢氏

いざ、イカゲームの世界へ

同日、メディア向けの内覧会に加え、実際にゲームを体験させてもらった。どのようなゲームを楽しめるのか、くわしくレポートしたい。

  • 配布されたリストバンド

    配布されたリストバンド

  • 原作通りの空間

    原作通りの空間

参加者には番号が書かれたリストバンドが配布され、指定のリーダーにリストバンドをかざして登録を行う。参加する段階から原作通りの仕掛けが用意されており、早々に「イカゲーム」の世界に没入することができる仕組みになっている。

  • 第1ゲーム「TUG OF WAR(綱引き)」

    第1ゲーム「TUG OF WAR(綱引き)」

いざゲームが開戦。第1ゲームは「TUG OF WAR(綱引き)」。原作のようにチーム全員で綱を引き合う内容ではなく、赤と青のチームに分かれるチーム戦ではあるが、「TUG OF WAR」では1対1で対戦し、10秒間に綱をぐるぐる回しながら、より長く引いた人が勝利となる。力勝負ではないため、子どもや女性でも十分に勝機がある。

  • 綱を引いた距離の合計で競う

    綱を引いた距離の合計で競う

綱をうまく掴むのが難しく、かなりコツがいる。手先が器用な人は活躍できるゲームかもしれない。なお、勝敗は各チームメンバーが引いた距離の合計で決まる。ちなみに、筆者のスコアは散々だったが、チームメイトが優秀だったため、“棚ぼた勝利”となった。

  • 第2ゲーム「MARBLES(ビー玉遊び)」

    第2ゲーム「MARBLES(ビー玉遊び)」

第2ゲームは「MARBLES(ビー玉遊び)」。各テーブルに分かれ、支給された5つのビー玉を順番に投げていく。テーブル中央に描かれた図形の中、もしくはライン上にビー玉が乗ると、ビー玉を総取りできる。しかし乗らなければ、そのビー玉はその場に残り、次の人が獲得するチャンスとなる。

  • ビー玉まみれのテーブル

    ビー玉まみれのテーブル

なかなか難しく、筆者は成功0回。ビー玉供給係、もとい“カモ”となった。とはいえ、対戦相手も苦戦しており、最終的にはテーブルはビー玉まみれに。「TUG OF WAR」とはまた違った器用さが求められるゲームだった。ちなみに、テーブルに描かれている図形は、原作で「型抜き」の型として登場した傘や三角形などがモチーフとなっている。

あの代表的なゲームも登場

  • 第3ゲーム「ガラスの橋(MEMORY STEPS)」

    第3ゲーム「ガラスの橋(MEMORY STEPS)」

第3ゲームは「ガラスの橋(MEMORY STEPS)」。5つのレーンが用意され、一瞬だけ光るガラスを記憶し、各レーンの上を参加者が一歩ずつ進んでいく“記憶ゲーム”だ。

  • 緊張感漂う正解発表

    緊張感漂う正解発表

“正解発表”の瞬間は緊張感があり、「イカゲーム」内で登場人物が味わった気持ちを追体験できる。ちなみに、筆者は早々に“落下”した。

  • 第4ゲーム「RED LIGHT, GREEN LIGHT(だるまさんがころんだ)」

    第4ゲーム「RED LIGHT, GREEN LIGHT(だるまさんがころんだ)」

第4ゲームは「RED LIGHT, GREEN LIGHT(だるまさんがころんだ)」。 「イカゲーム」を代表するゲームがここで登場する。「だるまさんがころんだ」のメロディーが流れている間にゴールを目指して前進し、メロディーが止まったら身体を静止させる。

一見簡単そうに思えるが、2人1組で足首をテープで結び、二人三脚の状態でプレイしなければならない。コミュニケーションを取り、息を合わせてゴールを目指す必要があり、難易度はなかなか高い。また、メロディーが止まっている間は“ピンクガード”が静止しているかを見回りするのだが、その時の緊迫感はすさまじい。ちなみに、偶然ペアを組んだ人のおかげで久しぶりのクリアとなった。

なぜか最終決戦に残り…

  • 第5ゲーム「ROUND&ROUND(椅子取りゲーム)」

    第5ゲーム「ROUND&ROUND(椅子取りゲーム)」

第5ゲームは「ROUND&ROUND(椅子取りゲーム)」。音楽が流れている間はぐるぐる回り、音楽が止まると、1つ内側で点灯しているライトを踏まなければならない。勝ち残り制で、勝ち進むと徐々に内側へ進んでいく。

  • 光っている場所へ素早く移動

    光っている場所へ素早く移動

最終的にはライトの数が少なくなり、音楽が止まった瞬間に近くでライトが点灯していないと、ただその場で立ち尽くすのみ。判断力や瞬発力だけでなく、運も試されるゲームだった。個人戦のため、当然ながら筆者は早々に敗退した。

  • 最終ゲーム「THE LAST SUPPER(最後の晩餐)」(画像提供:Netflix/渋谷リアル・イカゲーム)

    最終ゲーム「THE LAST SUPPER(最後の晩餐)」(画像提供:Netflix/渋谷リアル・イカゲーム)

最終ゲームは「THE LAST SUPPER(最後の晩餐)」。上位成績者数人のみが参加できるプレミアムなゲームだ。内容は伏せるが、これまで以上に緊張感が漂うものだった。ちなみに、なぜか筆者も上位成績者に入っており、参加することに。言わずもがな、「THE LAST SUPPER」では手も足も出ず、終始“味方の足を引っ張りながら生き残るゾンビ映画の嫌われ者”のような立ち位置だった。

グッズやフードも充実

  • ファンにはたまらないグッズも

    ファンにはたまらないグッズも

  • 味覚からも「イカゲーム」の世界を楽しめる

    味覚からも「イカゲーム」の世界を楽しめる

場内にはグッズ売り場(ヨンヒの遊び場)やコラボカフェも設置されている。ただゲームを体験するだけでなく、「イカゲーム」の世界観にどっぷり浸れる空間になっていた。

  • 場内には“あの子”の姿も……

    場内には“あの子”の姿も……

勝敗に一喜一憂しながら、知らない参加者と協力し、時には裏切られる――。そんな「イカゲーム」らしさを現実で味わうことができる空間だった。原作ファンはもちろん、作品を知らない人でも楽しめる内容となっており、渋谷の新たな体験型スポットとして注目を集めそうだ。

開催期間は1月16日~7月20日。料金は大人3,900円~4,100円、子ども3,300円~3,500円。貸切は7万6,000円~8万円となっている。

開催概要

場所:東急プラザ渋谷3階特設イベントスペース
期間:1月16日~7月20日
時間:11時~21時30分(最終入場20時30分)
チケット:イープラスにて販売中