29日放送のABCテレビ『LIFE~夢のカタチ~』(毎週土曜11:00~)には、46歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された写真家が出演する。
6年前、46歳のときに若年性アルツハイマー型認知症と診断され、現在は写真家として活動する下坂厚氏。写真を通して生きる希望を届けたいと、京都市を拠点に新たな挑戦に挑んでいる。
65歳未満で認知機能が徐々に低下していく若年性アルツハイマー型認知症。この疾患は原因も根本的な治療法も解明されていない。
「診断を受けた時は、人生終わったなあと思いました。死んだほうがましかもと」と振り返る下坂氏。妻・佳子氏も「最初は不安しかなかった」と明かす。一度は生きる希望を失った2人だったが、若年性アルツハイマー型認知症と向き合い、再び前を向いて歩き出している。
下坂氏が新たな希望を見出すことができたのは、認知症と診断された利用者が通う高齢者施設での仕事がきっかけ。デイサービスで働き、様々な人たちと繋がっていくことで考え方も変わったという。「お金を稼げる人間や仕事ができる人間が偉いとかじゃないんだと。何気ない日常の小さなことに感謝できたりすることが大事なんだ」と実感することができたと話す。
現在は、薄れゆく日々の記憶を写真で繋ぎとめる下坂氏。そんな下坂氏はSNSの投稿にも力を入れているほか、講演会では認知症の当事者だからこそ伝えられる思いを、同じ立場の人たちや家族に向かって語っている。


