JR北海道は、定期券の区間内で特急列車の指定席を毎日利用できるサブスク特急券「特急e-Pass」をインターネット限定で発売すると発表した。普通列車用の定期券に追加して購入する方式で、専用ウェブサイトで指定席予約も可能に。2026年春の発売を予定している。

  • 札幌~旭川間で運転される特急「ライラック」

    札幌~旭川間で運転される特急「ライラック」

「特急e-Pass」は、ウェルネットが提供する「JR北海道スマホ定期券サービス」専用ウェブサイトのみで取り扱い、駅では販売されない。磁気定期券のほか、「Kitaca」エリアで「Kitaca定期券」、スマホ定期券の対象区間でスマホ定期券と組み合わせて利用できる。購入する際、アカウント登録が必要で、利用区間・期間を選んで定期券情報を登録し、クレジットカードやネットバンク、ATM、コンビニエンスストアで支払うしくみとなっている。

設定区間は一般用と通学用で異なり、一般用は札幌~旭川間、札幌~室蘭・洞爺間、札幌~トマム間の特急停車駅相互間で設定される。通学用はこれらに加え、函館~長万部間、新得~釧路間、旭川~稚内間、旭川~網走間でも設定。いずれも営業キロ200kmまでの区間に限り、複数方面をまたぐことはできない。

指定席は乗車日14日前から専用サイトで予約可能だが、「特急e-Pass」で予約できる列車・座席数・座席位置に制限があり、専用サイトで空席が表示されない場合は予約不可。乗車時に紙の指定券への引換えが不要で、車内改札で専用サイトに表示された指定席情報の画面を提示する。指定席を予約せずに乗車する場合、普通車指定席の空席または立席を利用する。

発売額は一般用と通学用で異なり、1カ月の場合、札幌~岩見沢間・岩見沢~滝川間は一般用1万8,850円・通学用1万5,720円、札幌~滝川間・札幌~苫小牧間など一般用2万950円・通学用1万5,720円。利用の際、これとは別に普通列車の定期券が必要となる。定期券と「特急e-Pass」の合計は、現行の特急定期券「かよエール」や、2026年春から販売される特急定期券「かよエール+(プラス)」と同水準になるとのこと。

なお、「特急e-Pass」の発売にともない、特急定期券「かよエール+」は2027年3月31日で利用を終了する。6カ月用は2026年10月1日、3カ月用は2027年1月1日、1カ月用は2027年3月1日をそれぞれ有効開始日とする分が最終の販売となる。