表には出ないものの、重要な役割を果たしている役割の人というのは、どのような業界にも存在します。

日本航空(JAL)のYouTubeチャンネル「JAL、サブチャンネルはじめました。」では、“運航管理者(ディスパッチャー)”という謎多き仕事にスポットライトを当てた動画が投稿されていました。

  • オペレーション部で運航管理者を務める長田さん

    オペレーション部で運航管理者を務める長田さん

同動画の冒頭では、日本航空のオペレーション部で運航管理者を務める長田さんが「飛行計画の作成と飛行監視です」「今飛んでいる飛行機に揺れの情報を送ったり、機材に不具合がないかを常時モニターしております」と具体的な業務内容を解説していきます。

  • 知名度の低さに苦笑い

    知名度の低さに苦笑い

続けて、「責任の割に知名度は低い」と口にして、「この機会にぜひ社内以外の皆さまにも知ってもらえたらと思います」と意気込みます。実際、航空会社においては、パイロット、整備士、運航管理者はいずれも国家資格が必要な仕事ですが、この3つの職種の中でも運航管理者の知名度は高いとは言えません。そのため、長田さんも「(責任)の割に……」と苦笑いを浮かべます。

  • 運航管理者の責任の重さを説明

    運航管理者の責任の重さを説明

ただ、航空法第77条には「航空運送事業の用に供する国土交通省令で定める航空機は、その機長が、第百二条第一項の本邦航空運送事業者の置く運航管理者の承認を受けなければ、出発し、又はその飛行計画を変更してはならない」と記されており、長田さんは「普通に飛行機が飛んでいるように見えるんですけど、そこにはディスパッチャーとパイロットがちゃんと合意して初めて成り立っている、という責任を持っています」とフライトにおいて必要不可欠な存在であることを強調しました。

  • なかなか見られないディスパッチャーの仕事場も公開

    なかなか見られないディスパッチャーの仕事場も公開

その後、ルームツアーを実施。「今日はこの滑走路が閉まっている」といった世界各国の空港の情報を精査する“NOTAM”や、飛行機の重量やバランスを計算する“ロードコントロール”など、安心・安全なフライトを支える人たちを紹介していきました。

  • その日の運航の最終責任者

    その日の運航の最終責任者

  • 欠航などを決定する会議はここで行われている

    欠航などを決定する会議はここで行われている

動画のコメント欄では「改めてたくさんの人に支えられて安全運行されてるんだなと感じました」「飛行機を運航するのにたくさんの方が携わっているのに驚きました」「うわ、めちゃくちゃ興味ある部署だし、すばらしくイケメンで目の保養(笑)」「社会人になったあとで「この仕事をしてみたかったな」と思った仕事がいくつかあるのですが、その中でもダントツの1位がディスパッチャーです!」と、航空業界で働く人たちへのリスペクトが散見されました。

“縁の下の力持ち”ならぬ、“空を支える地上の力持ち”によって、飛行機は日々飛んでいるのだなと実感できる内容でした。