星野リゾートは2025年11月1日~2026年10月31日までの期間、青森エリア20周年の特別企画を「青森屋」(青森県三沢市)、「奥入瀬渓流ホテル」(青森県十和田市)、「界 津軽」(青森県南津軽郡)の3施設で実施する。
青森の四季を楽しめる20周年特別企画
同社が2025年11月に青森県での運営を開始して20周年を迎える。これを記念し、青森エリアの3施設で、11月1日~2026年10月31日まで、青森各地域の四季の魅力を体験できる特別企画を実施する。祭りや食、自然、文化など、青森の多彩な魅力を楽しめる内容を用意している。
青森屋「酒のあで雪見列車」運行
青森屋では、地元の鉄道会社「青い森鉄道」との共同企画「酒のあで雪見列車」を実施する。期間は2026年1月24日~2月15日までの土日限定。南部地方・津軽地方・下北地方それぞれの地域自慢の郷土料理やおつまみを詰め込んだ「あでセット」を味わえる。さらに、週替わりで乗車する地元民が、方言を交えながら「あで」(⻘森の方言で、つまみの意味)と各地域の魅力を紹介する。お囃子の生演奏で夏祭りの熱気を感じつつ、地酒を片手に、車窓に広がる雪景色や地元民との語らいを楽しむことができる。
奥入瀬渓流ホテル「おいらせ苔旅」
奥入瀬渓流ホテルでは、2013年に苔に関連するコンテンツの提供を開始して以来、奥入瀬渓流の苔の魅力を発信し続けてきた。苔コンテンツ開始10周年を記念し、2023年に販売開始された宿泊プラン「おいらせ苔旅」が進化して再登場する。提供期間は2026年4月10日~10月31日。同プランには、日本蘚苔類学会より「日本の貴重なコケの森」に選定された奥入瀬渓流でのネイチャーツアー「苔さんぽ」が含まれており、渓流沿いに生息する約300種類の苔を間近で観察できる。宿泊は1室限定の「苔スイートルーム」で、苔に包まれた空間の中、朝から苔観察を体験できるユニークな特別朝食「苔モーニング」を味わえる。また、本物の苔そっくりなスイーツ「おいらせ苔パフェ」も楽しめる。
界 津軽「夏宵祈りねぷた灯篭」
界 津軽では、2026年5月18日~7月16日まで「夏宵祈りねぷた灯篭」を実施する。弘前ねぷた絵師から直接、歴史や絵付けの技法を学びながら、実際に絵付け体験ができる。体験では、弘前ねぷたの特徴である武者絵や美人画、津軽藩の家紋である牡丹など、3種類の絵柄から好きなものを選んで描くことができる。体験後は、描いたねぷたを「津軽四季の水庭」に浮かべ、ねぷたの起源とされる「眠り流し」の行事を体験できる。
青森の魅力を伝える特別企画が続々
奥入瀬渓流ホテルでは、2025年12月5日~12月25日まで「氷瀑クリスマス」を実施する。奥入瀬渓流の冬の風物詩「氷瀑」に着想を得たクリスマスイベントで、エントランスでは20周年記念の「氷瀑クリスマスツリー」や「氷瀑サンタクロース」が登場し、氷の芸術が織りなす神秘的な世界が楽しめる。
また、2026年3月16日~5月31日には、春限定の苔の姿をテーマにした「春のお苔見」を開催する。苔の生態を学び、森の散策でじっくり観察した後は、可憐なスイーツでさらにその魅力を楽しめる。
さらに、2026年6月1日~8月30日の金・土・日限定で、奥入瀬渓流の景色を味覚でも楽しむスイーツ「こけ玉氷」を提供する。こけ玉を表現したかき氷を、天然のこけ玉の成り立ちを表すコンディメントとともに提供する。見た目はもちろん、自然の歴史も味わいながら、苔の魅力をより深く堪能できる。
2026年7月1日~10月31日の期間には「せせらぎシードルガーデン」を開催する。県内各地から厳選した20種のシードルが集結し、贅沢な飲み比べが楽しめる。
青森屋では、2026年3月から「つむぐ青森愛プロジェクト」を始動する。「青森愛」をテーマに、三沢市出身のアートディレクター・森本千絵氏と県内の伝統工芸職人の共同制作を予定している。完成後には展示を行うほか、製作過程を間近で見られる公開制作の開催も予定している。
また、2026年4月から「20周年記念小型ねぶた」の制作も開始する。「愛あふれる、青森旅へ!」をテーマに、ねぶた師の北村麻子氏が手がける。完成したねぶたは、2026年8月の青森ねぶた祭への出陣が予定されている。
さらに、2026年8月29日には「20周年スペシャル記念公演 in みちのく祭りや」を開催する。青森ねぶた祭、弘前ねぷたまつり、五所川原立佞武多、八戸三社大祭のお囃子団体を迎え、同ホテルのスタッフとともにお囃子の生演奏を披露する、一夜限りの特別公演となる。
20周年記念企画特設サイトが誕生
20周年を記念した特設サイトがオープンした。各施設で実施する企画情報をはじめ、青森への愛を胸に地域と関わるスタッフや地元の人々の思いを紹介するインタビュー記事などを掲載し、青森旅の魅力を発信する。






