イカロス出版のムック『旅と鉄道クラシックス』Vol.02(A4変形判140ページ、2,200円)が10月28日に発売された。廃止から10年を迎えた寝台特急「北斗星」や、寝台特急「あけぼの」を中心に、かつての鉄道旅を多角的にたどる内容となっている。

  • 廃止から10年を迎えた寝台特急「北斗星」の思い出をたどる

    廃止から10年を迎えた寝台特急「北斗星」の思い出をたどる

誌面では、「J-train」編集部が伊藤桃さんとともに取材した記事を再構成し、「北斗星」運行当時の旅情を振り返る。加えて、マシマ・レイルウェイ・ピクチャーズのメラアイが撮影したという写真をもとに、ブルートレイン「あけぼの」の姿を追ったルポも掲載。北へ向かう2本の寝台特急を通して、夜行列車が人々に与えた夢と感動を改めて描き出している。

その他、椎橋俊之氏による昭和42年の九州旅行記、岩成政和氏による「周遊券概史」、中央線中野~三鷹間で一部列車が通過する「杉並3駅」問題の考察など、鉄道史をひもとく読み応えある特集も多数収録している。

  • 『旅と鉄道クラシックス』Vol.02、誌面イメージ

    『旅と鉄道クラシックス』Vol.02、誌面イメージ

  • 『旅と鉄道クラシックス』Vol.02、表紙イメージ

    『旅と鉄道クラシックス』Vol.02、表紙イメージ

昭和の国鉄風景を記録した貴重な写真や、津和野駅の駅弁「かしわめし弁当」づくりの舞台裏、旧型客車の旅を追う「旧客紀行」なども掲載しており、鉄道旅を愛するファンの記憶を刺激する1冊に仕上げたとのこと。