テレビプロデューサーの佐久間宣行氏が15日深夜、ニッポン放送のラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週水曜27:00~28:30)に出演。“日本一のコント師”を決める大会『キングオブコント2025』を振り返った。

  • 佐久間宣行氏

    佐久間宣行氏

『キングオブコント2025』は「どれも面白かった」

11日にTBS系で放送された同大会では、白熱したバトルの末、ロングコートダディが第18代キングの称号を手にした。佐久間氏は、「どれも面白かった。もちろん、全組面白い」と前置きしながら、「ロングコートダディは、『ダブルインパクト』と『キングオブコント』でやったネタ、ほぼ全部、今年の単独かららしい」と感嘆。「他の人たちが、何年か練ったネタで勝負してんのに。ロングコートダディだけ、今年の“刀”で戦って勝ってる。すごすぎるなと思って」と称えた。

また、ファイナル進出したレインボーについても、「俺は死ぬほど笑いました」と語り、「実力がすごいし、気持ちよく場を制圧できる。あのネタの感じだと、圧がないと決めすぎててペラく感じるかもしれないんだけど。あの2人の演技力の圧がすごいから。胆力があるから、すごい場を制した感じだった」と絶賛。このほか、「ファイヤーサンダーのネタがずっと好きなんで。今回もすごい面白かった」と振り返りつつ、「総じて非常にレベルの高い大会だったなと思います。俺はコントがすごい好きなんで、毎年楽しみですね」と今後に期待を寄せた。

一方で、「荒くてキワモノっぽいネタでしか受け取れない感情もある。それが後半に固まったのが、ちょっと構成上もったいない」と話し、「普通だったら、荒いやつが後半に待ってると、爆発するようなもんなんだけど……。今回は、これでウケないんだっていうことが結構あって。ちょっともったいなかった」と分析。例えば、うるとらブギーズについて、「言い間違えのネタが本当にすごいネタだと思った。よく思いついたな! って」と感心していたというが、「思ってたよりウケなかったから、残念だったなと思いますね」と本音をもらしていた。

なお同番組は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。また、『オールナイトニッポン0』は、ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」で放送と同時に映像でも配信中。放送後には「17LIVE」限定のアフタートークも配信されている。

【編集部MEMO】
佐久間宣行氏がパーソナリティを務める『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』は、2019年4月にスタート。前月に行われた発表会見では、「この年になって、夢がかなうことがあるんだなと。中学時代から聴いていた『オールナイトニッポン』にまさか43歳でオファーがあるなんて」と驚き、就職活動でニッポン放送に落ちたことに触れながら、「『オールナイトニッポン』のディレクターをやりたかったんです。でも、まさか演者として出るとは」と話していた。