10月6日に放送されるTBS系バラエティ番組『クレイジージャーニーSP』(20:55~22:57)の収録がこのほど、東京・赤坂の同局で行われ、今回フィンランドを取材した裏社会ジャーナリストの丸山ゴンザレス、MCの設楽統(バナナマン)、小池栄子が収録後に取材に応じた。
『クレイジージャーニー』は、独自の視点やこだわりを持って世界&日本を巡る探検家“クレイジージャーニー”たちが、その特異な体験を語る伝聞型紀行バラエティ。「ほぼ放送300回2時間SP」と題した今回は、番組登場回数最多を誇る丸山ゴンザレスが世界一幸福な国フィンランドの裏の顔を取材。国連が発表する世界幸福度ランキングで8年連続1位を獲得している国だが、蓋を開けてみれば世界中の裏組織に狙われる麻薬大国に!? ゴンザレスの体当たり取材で現状が明かされる。
収録を終え、ゴンザレスは「もともと意図していたわけではないんですが、日本が抱えている社会問題とリンクするところがあったかなと思います。僕は少子高齢化も移民も専門領域ではないですが、とりあえず見たままを皆さんに伝わりやすいようにレポートすることを意識した回でした」と旅を振り返り、「行く前と後で、イメージと実像がすごくギャップがあるなという印象でした。行く前からいろいろ話は聞いていましたが、実際に見ると聞くとじゃ違うなと。現場とイメージの乖離を痛感しました」と語った。
設楽は「ゴンザレスさんは裏社会がテーマで、今回は北欧のフィンランドのショッキングな内容。いつもショッキングなんですけど、世界では裏でいろいろあるんだなと今回も感じています」としみじみ。「フィンランドは幸福度ランキング8年連続1位。そんなところにゴンザレスさんが行って何かあるのかなと思ったけど、めちゃめちゃありましたからね。この世界中、薬物問題はどの国もどうしていいのかなという。あと、制度を悪用されてギャングの仕事とかお金儲けに使われているという。何年か後に日本が直面しちゃうかもしれないと。いろんなものが似ている部分があるので。少子高齢化とか税金の高さもありますし」とイメージとのギャップに驚きを示した。
小池も、「オーロラとかサウナとか」といういいイメージしかなかったフィンランドの裏の顔に驚いたと言い、「相変わらず全然自分が知らない世界を凄まじい取材力で見せていただいたなという感じですし、自国の未来を考えたときに関係ない話じゃないんだなと。2025年に今回の話題を取り上げてもらって、本当にこんな風になるのかもみたいな実感が。今、日本が不安定な部分を日々感じているからだなと思いますし、富裕層もいれば貧困層の方もいて、そういう方々と政府はどういう風に目を向けて付き合っていくべきかというのもすごく参考になる。どういう向き合い方をすれば幸福という言葉にふさわしい生き方ができるのか、すごく考えさせられました」と語った。
そして、ゴンザレスは「日本の人がフィンランドに対して思っているイメージはすごくいいものだと思います。僕はイメージをひっくり返したり、悪く見せたいということではなくて、素晴らしい国だと思っているかもしれないけど、こういう風な裏社会があって、うらやましいと思って見ている国でもこういうことがあるんだと。日本も同じように海外から見られていて、僕らは生活大変なとことか知っていますが、海外から見たらいい国と見られている面もある。どの国も同じなんだよと思って見ていただければいいかなと。変に憧れだけ強くする必要もないと思っています。とにかくその国のリアルを自分の国にどうつなげて地続きにして見れるか。その参考にしていただければと思います」と語っていた。
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