叡山電鉄は19日、リニューアルを進めている700系のうち最後の2両に関して、叡山電車開業100周年を記念した新たな観光車両、展望列車「舞(まい)」としてリニューアルし、2025年中に運行開始すると発表した。
700系は同社初という冷房装置を搭載した車両。おもに1両で運用される。1987年7月の運用開始から30年以上が経過したため、2018年からリニューアルを順次実施している。
展望列車「舞」としてリニューアルする車両は、旧724号車と旧721号車の2両。リニューアルに合わせ、叡山電車の開業100周年を機に車両形式を「100系」に変更。101号車(旧724号車)・102号車(旧721号車)の2両1編成で運行する。
「まるで着物をまとって旅をするような、特別な時間をお届けする」というコンセプトの下、京都洛北にゆかりのある四季折々の風景を伝統的な着物の文様をモチーフにデザイン。叡山電車沿線で見られる花々が織りなす景観を表した。
内装デザインは、京都の伝統と文化を象徴する「着物」に着想を得ており、壁面に伝統柄を淡くあしらい、座席は帯、スタンションポール(握り棒)は簪(かんざし)、吊り手は髪飾りに見立て、着物を彩る小物をモチーフとしている。床と吊り手に木調の素材を採用し、沿線の山々と調和する叡山電車の姿を表現した。
車端(妻)部には多目的の利用が可能なユーティリティスペース「MAI-SPOT(マイスポット)」を設け、休憩やスマートフォンの充電など幅広い用途に対応する空間に。装飾の一部に京都・鞍馬山で産出される銘石「鞍馬石」を取り入れている。
展望列車「舞」は2025年中に運行開始予定。おもに出町柳~鞍馬間(鞍馬線経由)で運行する。9月27日に八瀬比叡山口駅で行われる「開業100周年記念式典」、10月末に開催予定の「えいでんまつり」でお披露目も予定している。






