お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が24日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル」に出演。動画「名作「北の国から」の秘秘がエグすぎる…又吉が目をそむけた理由!繊細さんが恐怖を感じるCMも【百の三 繊細さんの気になるリスト10】」内で、名作ドラマ『北の国から』(フジテレビ系)を未だにしっかり観られていない理由を明かした。

ピース・又吉直樹

チャンネルでは今回、「繊細な人が気になること」について語る企画を実施。そのなかで、『北の国から』について話す一幕が訪れる。色々な人から「又吉くん、『北の国から』好きだと思うよ」と言われるという又吉。ときに、自分のエピソードを話すと「『それ、『北の国から』であったよ」と言われるほど、両者が持つ感性に共通点があるのだが、実際は「あんまり観れてなくて」と明かす。

そのきっかけは、祖母の家で親戚たちと一緒に観た同作のあるエピソード。その回では作品の主人公・黒板五郎が息子・黒板純にプレゼントを買ってくるシーンが描かれており、最初は喜ぶ純だったが、サイズが違ったのか「これじゃない」と述べ、五郎がそのプレゼントを部屋の外に投げ捨ててしまったという。

そして、そのシーンを見た又吉少年は「あ、もうこれ観られへん。刺さりすぎて……」「これはちょっとまだ俺には早い」「自分の鎧を突き破って、グーってくるやつや」と感じてしまう。心に刺さりすぎて、逆に観られない……繊細な人ならではのエピソードと言えるが、そんな出来事が2回ほどあり、あえて今までずっと距離を置いていたようだ。

なお、大人になった現在では「たぶん今観たらめっちゃハマると思う」「大ファンになる自信あって」「誰よりも楽しめるんじゃないかな」などと思っているそうで、その理由は「ある程度、『これは物語だ』」とわかっていること。「人の心を動かしてとか、ちゃんと適切に傷つけることで、なにかの気付きになったり、色んな落とし穴みたいなものを教えてくれる役割がある」と、作家らしく物語の構造にも言及しながら説明し、当時は「神経が思春期だったんで観れなかったんでしょうね」と振り返った。