羽田エアポートラインと東急電鉄は1日、「新空港線」の整備に向けた速達性向上計画の認定について、国土交通省に申請したと発表した。運行開始時期は2038年前半とされた。

  • 京急蒲田駅付近に「新空港線」の「蒲田新駅(仮称)」を新設する計画に

この速達性向上計画は、都市鉄道等利便増進法にもとづき4月4日に認定を受けた整備構想・営業構想に沿って申請するものだという。東急多摩川線の矢口渡~蒲田間から蒲田駅を経由し、京急本線・空港線京急蒲田駅付近までの連絡線(新空港線)と連絡施設を新設。連絡線・連絡施設ともに羽田エアポートラインが整備・保有し、東急電鉄が使用して営業する。「新空港線」は東急多摩川線と直通運転を行い、一部列車は多摩川駅から東横線への乗入れも行う。

「新空港線」事業は、交通政策審議会答申第198号において「国際競争力の強化に資する鉄道ネットワークのプロジェクト」のひとつに位置づけられ、蒲田駅・京急蒲田駅間のミッシングリンクを解消するとのこと。国際競争力強化の拠点である渋谷・新宿・池袋等および東京都北西部・埼玉県南西部から羽田空港へのアクセス利便性向上に寄与するとともに、蒲田・京急蒲田地区をはじめとした地域のさらなる発展等に資するとしている。

  • 「新空港線」整備の計画概要図

運行区間として「渋谷方面~多摩川駅~蒲田駅~蒲田新駅(仮称)」を計画し、東横線から乗り入れる列車が停車できるように、東急多摩川線多摩川駅と下丸子駅のホーム整備等をあわせて行う。3両編成と8両編成の列車を使用し、蒲田駅から蒲田新駅(仮称)までの運行は朝最混雑時間帯で1時間あたり20本程度、その他の時間帯で1時間あたり10本程度を予定している。

整備効果の例として、中目黒駅から「蒲田新駅(仮称)」(京急蒲田駅付近)までの移動が現在の約36分から約13分短縮され、約23分に。自由が丘駅から「蒲田新駅(仮称)」までの移動も、現在約37分から約22分短縮され、約15分になるという。

2025年10月から整備を開始し、2038年前半に「新空港線」の運行開始(予定)した後、2042年3月に整備期間の終了(残工事期間含む)を予定している。