元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が、4日に放送されるABCテレビのバラエティ番組『探偵!ナイトスクープ』(毎週金曜23:17~)に「特命局長」として出演。“フサフサヘア”の秘密を告白する。
橋下徹氏が“髪の毛フサフサ”の理由を明かす
学生時代、同番組を見ていたという橋下氏。番組観覧者たちから「わぁ~!」という大歓声で迎えられると、思わず笑みがこぼれる。
「長~い歴史と伝統のある、この局長の椅子。これは知事の席、市長の席より重いです。知事席、市長席なんて軽い軽い! まさかこちらに座れるとは思ってもみませんでした。本当に光栄です」
興奮をあらわにしながら、思い出のある回を振り返る。
「とにかく、くだらないことを全力でやる姿。これ重要なんです。今のこの歳になってから、その重要さがすごく分かって。中でも、やっぱり“おなら”! おならに火を点けるっていう。(スタッフに)聞いたら、もう10回くらい、おならの企画をやってるとか。まさに歴史と伝統の企画」
1本目のVTRは、『ハゲに悩む6人兄弟』。田村裕探偵から“直球”質問が飛ぶ。
「橋下特命局長はフサフサですよね?」
この問いに、橋下は「これね、薬飲んでます」とすぐさま打ち明ける。
「9~10年前の写真を見たら、びっくりするぐらい、かなりイッてます。だから、飲んでなかったら大変なことになってたんで、これは薬のおかげ」
VTRを見終わると、どこかシンパシーを感じたようで、満面の笑みで拍手を送る。
「いい兄弟ですね。弁護士やってると、家族トラブルの相談依頼があるんですけど、何にも問題がなくて幸せいっぱいな兄弟とかって結構もめるんですよ。逆に共通の苦労がある兄弟って、それに立ち向かおうと一致団結したりするんです。この兄弟は、みんな明るいし、みんなで和気あいあいとハゲに立ち向かってるっていう。結束力のある、いい兄弟ですね」
“バク転還暦男”に仰天!“元妻への思い”を読み取る!?
2本目は『バク転・バク宙をしたい60歳』。孫にかっこいい姿を見せたいという依頼者が、還暦ながらもアクロバットに挑むという一風変わった依頼だ。
「僕は今、腰を怪我してるんですけど、還暦の方が大丈夫なのかなぁ。昔やってたとしても、バク転、バク宙はなかなか難しいですよね」
心配げな橋下だったが、VTRを見終えると表情が一変する。
「いやぁ、還暦60歳でバク宙なんて、練習してここまでやるとはね。お孫さんに向けてっていうのももちろんなんでしょうけど、元奥さんに対してのメッセージも感じたんですけどね。ご夫婦の間は色んな事情があるから、僕らが外から何か言える問題じゃないんですけど……。もう1回ヨリが戻るような話もしてもらいたいなって思いますけどね」
橋下氏の鋭い洞察力が光る瞬間だったが、スタジオでは桂二葉探偵が「そんな感じは全くなかったです」と即ツッコミを入れる。
「子守歌は歌ってない」――7児の父・橋下徹氏の“後悔”
3本目のVTR『息子が不機嫌になる自作の子守歌』は、依頼者が愛する息子のために作った子守歌「パーソナルララバイ」に関する依頼だ。真栄田賢探偵の「『パーソナルララバイ』って何ですか?」の疑問に、橋下は「聞いたことないです」と苦笑い。「僕は子ども7人いるんですけど、ほとんど子育てやってないので、子守歌は歌ってないです」と後悔をにじませながら、「これを見て、今から『パーソナルララバイ』を歌いましょうかね」と興味を示す。
自虐気味に語る橋下だったが、VTRを観終えたあとはこう続ける。
「子育てやってない僕がえらそうなこと言えないんですけど、気持ちなんですよね。お母さんの気持ちが伝わると、たっくんも笑顔になるんでしょうね」
最近では、大学生の息子たちとぶつかり合うこともあるという橋下氏。「『パーソナルララバイ』必要ですよね」としみじみと語ると、探偵たちも「大学生? いけるかなぁ!?」と盛り上がる。
エンディングで、橋下氏は「やっぱり、みんなの熱意と愛を感じますね」と“愛”を強調。「だから、僕も子どもに対して足りなかった部分を反省しながら、家に帰って愛を振りまいていきたいと思います」と締めくくっていた。橋下氏は11日放送回にも出演する。
【編集部MEMO】
『探偵!ナイトスクープ』は、「視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追求する」娯楽番組。秘書役は増田紗織アナウンサー、探偵局員役を石田靖、間寛平、竹山隆範、田村裕、真栄田賢、せいや、桂二葉、永見大吾が務める。