――アクションシーンに関しては、100カット近く撮影した日もあったそうですね。

中村:ありました。「いつまで撮ってるんだ!」と思いました(笑)

――アクションシーンに向けて事前に準備したことがありましたら教えてください。

中村:毎回アクションシーンの前は練習しています。

高橋:素手で戦うボディアクションとガンアクション、そしてもう一個、異能力というのが出てくるので、体を動かしながら、想像力を使いながら、脳みそを回しながらみたいな。体だけでなく想像力が疲れていく感じは、この作品ならではだなと思い、なるべくそのイメージをする準備をしました。

中村:アクションしながら未来予知するって大変。実写じゃ無理よ! 途中から俺らアニメーションに(笑)

高橋:そうしてほしいぐらい(笑)。未来を見ながら戦うのがめちゃめちゃ大変で、1シーンに3日間かけたりしてアクションシーンを撮っているんですけど、マジで気持ちの準備が必要です。

中村:事前にビデオコンテを作って、荒いCGまで入れて、カメラアングルはこの時はこうですというのを提出してくださっていて、その時点でメリハリと映えと意味合いをつけてもらっているので、従順にそれに乗っかっています。僕はコピーしているだけです(笑)

――お二人は初共演ですが、現場の雰囲気はいかがですか?

高橋:殺伐としています(笑)。というのは嘘で、和気あいあいとしていて、みんなでニコニコしながらやっていますよね。

中村:オセロ大会をしているもんね。無駄話ばかりしていて気楽でいいです。でも、やるときはやる組で、スタッフも含め、すごくわかっている人とわかろうとしている人が多い感じがしていて、スムーズでやりやすいです。

――最後に本作を楽しみにしている視聴者の方へメッセージをお願いします。

高橋:なかなか聞かない要素が盛りだくさんだと思いますが、痛快な作品になっています。見応えもいろんな意味であると思います。お話もどんどん交錯していきますし。アクションも3日間かけたり、1シーン1シーン丁寧に頑張っているので、皆さんに楽しいという気持ちになってもらえたらうれしいです。

中村:7月4日が初回で、季節の変わり目なので、冷房とかで冷えてくる時期ですし、皆さんお出かけになるときは羽織るものを。ベストコンディションで毎週金曜日を迎えていただければ幸いです。

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