カンテレの竹上萌奈アナウンサーが、20日に放送された同局系バラエティ番組『千原ジュニアの座王』(毎週金曜24:45~ ※関西ローカル)で、初出場にして優勝を果たした。
入社11年目となる竹上アナは、番組開始からアシスタントを担当。千原ジュニアの隣で芸人たちの回答を見続けるうちに笑いの才能を開花させ、アナウンサーにまつわるお題の【大喜利】でジュニアも衝撃を受ける、鋭い回答を披露するようになった。
やがて『座王』プレイヤー参戦を目指すようになり、収録の前日には『竹上萌奈の座王修行』と題した単独お笑いライブを開催し、お笑い力を磨いた。
いよいよ『座王』初参戦となった20日の放送で、初戦の相手は芸歴35年目のベテランであるTKO・木本。お題はニュースキャスターになりきって、間違えて伝えてしまった情報を訂正する【訂正】。竹上アナは『newsランナー』(毎週月~金曜16:50~)でニュースキャスターを務めており、ニュースの訂正は本業の一つだ。プロのアナウンススキルと鍛えたお笑いスキルを融合させ、ジュニアに「ちゃんと芯をとらえてる! 『座王』教材に載るお手本」と絶賛されるネタで快勝した。
続く4回戦では、かつて犯した過ちを謝罪するお題【土下座】に挑戦。あっさりと2連勝を収めた。
当初は竹上アナに対して「勝てそう」「チャンスあり」と評していた芸人たちだったが、ここに来て態度が一変。「誰か終わらせてくれ」とおびえる声が相次ぐ。
6回戦では、特訓で持ちギャグの数を増やした竹上アナは【ギャグ】に挑戦。「アナウンサーで(座王を)やった方が(芸人より)面白い、ってなるのでは?」(すゑひろがりず・三島)と言わしめる完成度のギャグを披露した。
通常は芸人同士による個人戦が繰り広げられる『座王』。だが、竹上アナの快進撃を受け、芸人が一丸となって「(竹上アナを)倒してくれ!」と応援し合う、かつてない展開に。
そんな9人の芸人の団結をものともせず、5連勝で初優勝を果たした竹上アナは、自身の代役でアシスタントを務めたミサイルマン・岩部からトロフィーを受け取り「本当に感無量です。ここ(※優勝者のみが座れる赤いイス)が本当におそれ多くて、自分で写真を撮るときも座ったこともなかったのですが、めちゃくちゃうれしいです」と満面の笑みを浮かべた。
激戦の模様は、TVerとカンテレドーガで7月4日23時59まで見逃し配信。さらに、竹上アナが大喜利を練習し始めたきっかけを探る、密着インタビューと『竹上萌奈の座王修行』の舞台裏が、YouTubeカンテレアナウンサーチャンネルで7月4日18時に公開予定となっている。
収録後、竹上アナに勝因を尋ねると「【訂正】のお題を最初にやらせてもらったことが大きいかもしれません。少しだけ普段の報道キャスターとしての気持ちを思い出し、落ち着いてできました。あんな【訂正】はしたことないですけど…。あと、事前に『竹上萌奈の座王修行』というライブを開催させていただいたことは大きかったです。お客様の生の反応を知り、【ギャグ】などブラッシュアップして臨みました。応援してくださった皆さんのおかげの勝利です。ありがとうございました!」と感謝を口にした。
次なる目標について「アナウンサーとしての業務に真摯(しんし)に向き合うことが一番です。その中で、もっとおもしろい脳みそになれるように頑張ります! “笑いで戦うスリル”に味を占めてしまったので、虎視眈々(こしたんたん)と次の“回る日”が来る日までネタ作りを続けておきます。温かい目で見守っていただけるとうれしいです」と野望を燃やした。
コメント全文は、以下の通り。
――『座王』初参戦&優勝おめでとうございます。今のお気持ちをお聞かせください。
恐縮です!ありがとうございます。アシスタントとしてずっと見てきた椅子取りができるだけで大興奮でした!尊敬するジュニアさんや芸人さんたちに笑っていただけて、赤い椅子にも座れて、感無量です。会社でも、初めてお話する方たちにも「おめでとう」と声をかけていただけてうれしいです。カンテレに入社してよかったです!
――本日の戦いを振り返っていかがでしたか?勝因などあれば、お聞かせください。
【訂正】のお題を最初にやらせてもらったことが大きいかもしれません。少しだけ普段の報道キャスターとしての気持ちを思い出し、落ち着いて出来ました。あんな【訂正】はしたことないですけど…!あと、事前に『竹上萌奈の座王修行』というライブを開催させていただいたことは大きかったです。お客様の生の反応を知り、【ギャグ】などブラッシュアップして臨みました。応援してくださった皆さんのおかげの勝利です。ありがとうございました!
――次なる目標をお聞かせください。
アナウンサーとしての業務に真摯に向き合うことが一番です。その中で、もっとおもしろい脳みそになれるように頑張ります!「笑いで戦うスリル」に味を占めてしまったので、虎視眈々(こしたんたん)と次の「回る日」が来る日までネタ作りを続けておきます。温かい目で見守っていただけるとうれしいです。
【編集部MEMO】
竹上アナは「普段キャスターをしている『newsランナー』サイドに、お笑いライブをやることは“トークショーをする”と言って出ました。そして『座王』にプレイヤーとして出ることは言っていないのです。ニュースキャスター業をクビになるかもしれません」と不安を口にしていた。
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