童話『青い鳥』にも登場する、“幸せの象徴”とされる青い鳥。Xでは、青い羽をまとったルリビタキの、思わず目を奪われるその美しさに心を射抜かれる人が続出しています。
見た中で一番青かったのはこの個体さん。
青さは長く生きた証です。
4K読み込んで、拡大しまくってその尊さを感じてください🙏
#ルリビタキ
(@ride_and_photoより引用)
このポストをしたのは、Xユーザーで自然写真家の「Tads(@ride_and_photo)」さん。
「見た中で一番青かった」と語るそのルリビタキは、まさに空のかけらをまとったかのような鮮やかさ。4Kで撮影された高精細な一枚は、拡大すればするほど羽毛の一本一本に生命の軌跡を感じます。
しかもこの青、「歳を重ねた証」なんだそう。まるで人間の渋さや深みのように、時間がその美しさを磨き上げた ── そう思うと、ますます尊い……!!
ちなみに、この美しい青色はオスだけが持つ特徴なのだとか。
さらにTadsさんは、ルリビタキが年を追うごとに青さを増す“ビフォーアフター”も紹介しています。
ルリビタキのビフォーアフター。
数年かけて青くなっていきます。
(@ride_and_photoより引用)
これらの投稿は大きな反響を呼び、1.4万件のリポスト、16万件のいいねを獲得(6月19日時点)。「息をのみました!」「まさに幸福の青い鳥ですね」「美しい……うっとりです。4Kの意味はここにあり……」「すごい、年を取るほど美しくなるんだなあ」「美しい色ですね。長い時間かけて作られた色だと思うと感動します。尊い写真、ありがとうございます」など、数々のコメントも寄せられました。
投稿主さんに聞いてみた
心を震わせる一枚を届けてくれたTadsさんに、さらに詳しいお話を聞きました。
── 一番青かったルリビタキは何歳くらいかと思われますか?
少なくとも4年ほど、長ければ5年以上経っていると思います。ルリビタキの平均寿命は3〜5年と言われていますので、厳しい環境を長く生き抜いてきた個体と言えます。
── 撮影時のエピソードや、撮影の際に気を付けたところ、こだわったポイントなどをお聞かせいただけますか?
運よく7−8mと比較的近くに止まってくれたのですが、超望遠での撮影ですとその分被写体ブレがシビアになります。ブレを抑えるシャッタースピードを瞬時に選択して撮影しました。また背景抜けの良いポジションを見極めて姿勢を変えたりしました。この辺は普段シジュウカラなどの身近な野鳥で練習していたのが生きたと思います。
── 今回のポストが大きな反響を生んでいますが、率直なご感想などはございますか?
大好きなルリビタキの写真がここまで伸びたことが本当に嬉しいです。ネタ要素が強い写真がバズりやすい傾向がある中で、今回の写真のような王道の一枚でこのような反響があったことに驚くとともに、大変励みになりました。
年齢を重ねるごとに美しさを増すなんて、まさに“人生の理想形”……!! TadsさんのXアカウントでは、そんな尊さに満ちた野鳥たちの写真がたくさん紹介されています。青い鳥に心を打たれた方は、ぜひのぞいてみてくださいね。
見た中で一番青かったのはこの個体さん。
— Tads (@ride_and_photo) June 11, 2025
青さは長く生きた証です。
4K読み込んで、拡大しまくってその尊さを感じてください🙏#ルリビタキ https://t.co/ngOSyzj7cw pic.twitter.com/BDZlsCOJrt