赤星憲広、頭部打球直撃の阪神・石井大智について語る　自身の経験談も

元プロ野球選手で野球解説者の赤星憲広氏が10日、YouTubeチャンネル『赤星憲広の入ってねぇーんだよ!』で公開された動画「【交流戦】赤星が予想! 阪神優勝できる!?」に出演。ライナー性の打球が頭部を直撃するアクシデントに見舞われた阪神・石井大智について語った。

赤星憲広氏「慌てずに彼の復帰を待ちたい」

6月6日のオリックスで、9回に廣岡大志の打球が頭部に直撃し、緊急降板した石井。翌7日に、脳振とう特例措置で登録抹消されることとなった。

赤星氏は周りから聞いたという石井の現状にひとまず安堵したと話したのち、「残像が残るんじゃないですか?」というリスナーの質問に対し、「やっぱり残像って絶対残ってると思う」と回答。

その理由を「顔に当たるのと頭に当たるのでは(全然違う)。最後までボール見てないんですよ、頭の時って。目を切ってるじゃないですか。投げて『来た!』と思った瞬間に目を切ってるんで」と説明しつつ、「僕も頭にも何回も当たったことあるし、1回だけ顔面に当たってるんですね、デッドボールが。これは残る。顔に当たったら。最後の最後まで見ちゃってるんで」と自身の経験も明かした。

そのうえで、「これから復帰するに当たって、やっぱりそういうそことの戦いっていうのも出てくるでしょうし。投球のバランスが……投げ終わる瞬間に早く構えなきゃっていう心理が働くんで、ちょっとしたフォームの乱れとかにもつながる可能性は少なからずあると思う」と述べ、「石井くんが復帰してきたときに乗り越えないといけない一つの壁になってくるのかなとは思いますけど。ただやっぱり無事で野球を続けられるってことが一番大きいと思うので、慌てずに彼の復帰を待ちたい」と語っていた。