2026年放送のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』は5日、山形県寒河江市の瑞宝山 本山慈恩寺にて収録を開始。クランクインにあたって、主人公・小一郎(豊臣秀長)役の仲野太賀、秀長の兄・藤吉郎(豊臣秀吉)役の池松壮亮がコメントを寄せた。

  • 仲野太賀と池松壮亮

大河ドラマ第65作となる『豊臣兄弟!』は、天下人・豊臣秀吉の弟・豊臣秀長が主人公。強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の下剋上サクセスストーリーを、秀長の目線で描く。主人公・豊臣秀長役は仲野太賀。脚本は八津弘幸氏。

本作は5日にクランクインし、小一郎の青年時代から収録がスタート。8年前に出奔して以来、行方不明だった兄・藤吉郎が、突然、故郷の尾張国中村(現在の名古屋市中村区)に帰還。藤吉郎は織田信長に仕えていると言い、亡き父の墓の前で、共に清須に行って侍になろうと小一郎を誘うが……というシーンでだ。

■仲野太賀 コメント

「ついに始まるな」というドキドキ感はありましたが、スタッフ・キャストの皆さんとしっかりコミュニケーションを取った上でクランクインを迎えられたので、不安はありませんでした。
池松さんは、公私共にとてもお世話になっている、まさに“兄貴”的存在です。きょう初めて“兄弟”として芝居をしてみて、知っているつもりだったけれど知らなかった領域に踏み込んでいく感覚があり、これから1年半の撮影がより楽しみになりました。
「豊臣兄弟!」は、今まであまり語られてこなかった豊臣秀長という人物がフィーチャーされるので、歴史ファン、大河ドラマファンの方々にも新しい視点で見てもらえると思います。我々兄弟で戦国の時代を駆け抜けていくので、放送を楽しみにしていただけたらうれしいです。

■池松壮亮 コメント

天気にも恵まれ、スタッフ・キャストみんなが楽しそうで、とても良い初日を迎えることができ幸せに思います。
太賀さんとはこれまで様々な役で対峙してきましたが、兄弟役は初めて です。今日の撮影は、兄弟が再会後、初めてしっかりと向き合うようなシーンだったので、「ここから2人の物語が始まっていくんだ」と感慨深いものがありました。
1年半かけてその役の生涯を演じられることは、とても贅沢なことだと感じます。この2人の関係性と、この物語と、このチームでのものづくりを、これからの1年半、愛情をもってみんなで育てていきたいです。
視聴者の皆さんに毎週楽しみにしていただけるよう、心温まる、ワクワク元気が出る作品をお届けできるよう、精一杯頑張ります。

(C)NHK